＜カンボジア食文化入門 クメールの食卓＞
第4章：実践/クメール料理でおもてなし

　いろいろ味わってみたところで、次は実際にクメール料理を作ってみよう。ここでは、比較的食材がそろえやすい料理3品をご紹介。

※レシピ提供：「トラディショナルクメールフード Traditional Khmer Food」

白身魚のココナッツミルク炒め
アモック・トレイ

	アモックには、汁気の多い「アモック・トゥック」、バナナの葉で包んで蒸す「アモック・チョッ」、アヒルの卵を入れた「アモック･ポンティア」がある。全てにおいて、魚（トレイ）とニョーの葉が入っていないものは「アモック」とは呼べないとか

�@熱したフライパンに油を引き、レモングラス、ガランガル、ターメリック、赤タマネギ、コブミカンの葉の混合スパイス（「クルウング」という）と、ココナッツミルクを炒める。

�A雷魚の切り身を入れ、砂糖、オイスターソース、トゥック・トレイ（魚醤）、エシャロット、タマネギを入れてさらに炒める。

�Bニョーの葉（スラックニョー）を刻んで入れる。

�C溶いたアヒルの卵を入れ、ニョーの葉の器に盛り付ける。

揚げナスのひき肉のせ
チャー・トロップ

�@ナスを縦に半分に切り、内側に切れ目を入れ、素揚げする。

�Aニンニクを油で炒める。

�B豚挽き肉と細切りしたタマネギを加える。

�Cオイスターソース、トゥック・トレイ（魚醤）、黒コショウ、砂糖、エシャロットを加える。

�D素揚げしたナスに切れ目を入れ、先ほどのタマネギと豚挽き肉をあえたものをのせる。

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（2007年1月号 | 2007年1月10日 水曜日 11:25 JST更新）