＜第2章：見学/クメール人の食生活＞
知っておきたい
クメール流食事の心得

　ところ変われば流儀もかわる。悪気はなくても、失礼にあたる行動は避けたいもの。カンボジアでの食事に関するマナーには、日本と異なる点も多いのだ。

■「食事は大勢で」が基本
食べること大好きのクメール人にとって、家族や友人でわいわい楽しむのは当たり前。ちなみに、クメール人をデートに誘うときも、１対１の食事では決して喜ばれないとか。友人、知人、親戚等々が同伴しても躊躇しないように。

■僧侶も肉を食べる。
基本的に「ベジタリアン」の概念は存在せず。

■食事を始めるのは年長者から。
ただし、招待された場合はすぐに食べ始める。でないと、招待側が食べられない。

■横座り
床に座る場合、会話の最中のあぐらは基本的にNG。両足を一方に崩してすわること。

■感謝の言葉
食事を作ってくれた女性への褒め言葉を決して忘れずに！

写真）食事をする時に使っていたのはスプーンのみ。スープもご飯も、野菜炒めもこれ1本で上手に食べる

古代の食生活を知る
バイヨンのレリーフ

　アンコールトム（Angkor Thom）の中央にあるバイヨン（Bayon）。その壁面のレリーフには、当時の人々の食生活も描かれている。中には、現代にも通じる内容のものもある。

鍋で豚を料理する様子。右には、獲物が吊るされている	豚を調理する人と、バナナ（魚？）を焼く様子	トンレサップ湖での網漁
市場の様子	食事の風景

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スケッチトラベルで行く！
インドシナの宝庫 アンコール遺跡の旅へ

（2007年1月号 | 2007年1月8日 月曜日 11:30 JST更新）