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ドンキー村
ノミの音が街の音。
芸術は、時代の流れと共に。

 「カン、カン、カン」。樹木独特の心休まる柔らかな香りの中、木にノミを立てる音が通りに響く。ハノイ市内から車で約1時間、北東約40キロ。ここ、ドンキーは、螺鈿細工が施された家具の生産で有名な村だ。

「南之城在」と書かれた古ぼけた門をくぐると、そこには昔ながらの面影を残す家々が建ち並んでいる。巨大な丸太を積んだ馬車が道を行き交い、机や椅子にノミを振るう職人達の姿が、音の中に浮かぶ。右をみても左をみても、とにかく螺鈿細工の家具を作る家ばかり。どの家も一声かければ見学されせてくれる所が多いけれど、今回は、螺鈿細工の加工を主にするChu Van Truong(チュウ・ヴァン・チュオン)さんの工房を訪れてみた。

 彼の工房では、30歳以下の若者を中心に約10人が働いている。お父さんが亡くなった後、チュオンさんは弱冠24歳という若さで工房を引き継ぎ、まとめている。実はこのドンキー村、この工房以外でも、若い人を見かける機会が多い。家具作りに魅せられた人たちが、他の省からやって来ることもしばしばという。チュオンさんの工房も同じ。家具作りは様々な行程に分かれているが、家具を美しく彩る螺鈿細工は、ハータイ省からやってきた職人が手がけるそうだ。そのため、今ドンキーの家具作りは伝統という枠を越え、更なる発展を続けている。各省からやってきた職人たちとの交流が、この村の家具作りに磨きをかけているのだ。

 残念ながら、村で売られているものは大きな家具類ばかり。旅行のお土産にとはいかないが、日々を彩る伝統家具作りの技を引き継ぐべく、若い力で盛り上がっているこの村の、活気に溢れるその様子を、ぜひ覗いてみてほしい。

いわば、様々な出身の職人達とのコラボレーションで生まれるドンキー家具。材質、デザイン共に、ベトナム有数のデキばかり。チュオンさんはじめ、ほとんどの工房の製品は、中国へ輸出されるという。

チュオンさんの工房
住所:Dong Ky, Bac Ninh
ショールーム(Truong Sinh)
住所:Gieng Hamlet, Dong Ky,
Bac Ninh
電話:(0241) 741893
営業時間:8:00〜18:00

ドンキーに吹く、新しい風。
〜伝統工芸村を訪ねて〜

クアンさん、クオンさんのコンビが生み出す、新しいドンキー木工細工。こうした若いアイディアが、また新たな伝統を作っていくのだ

 ドンキー村に移り住み、彫刻作業に没頭する注目の2人の若者がいる。それがこのQuan(クアン)さん23歳、Cuong(クオン)さん19歳。クアンさんは専門学校で2年間彫刻の勉強をした後、様々な種類の木が集まるドンキー村にやってきた。そこに、ある時偶然彫刻の話で気の合ったクオンさんが、彼を師匠と慕い合流したのだという。

 彼らの作品は、木の根や不思議な形をした木材を使った彫刻が多く、原型に合わせ想像を膨らまして生み出すという。今は村の卸屋に納めているだけというが、チュオンさんの工房以外でも、こうした新しい力が、今、ドンキー村を更に盛り立て始めている。

2人の工房は、南之城在門から入り、市如門の30メートルほど手前。
道路に面した工房で作業をしている

ドンキー寺とドンキー集会所(Dinh)
〜伝統工芸村を訪ねて〜

「市如門」を抜け奥に進むと、真新しい大きな門を掲げるお寺と集会所にたどり着く。ここには、長さ5メートルという木製の模造爆竹が2本置かれている。というのも、ドンキー村は、かつて数メートルにも及ぶ巨大爆竹を作る村として有名だったのだ。その名残として、今でも木で作られた爆竹が収められているというわけ。なお、この爆竹があるDinh(ディン)と呼ばれる集会所も、300年前に建てられた価値のあるもの。ただし、扉が硬く閉じられていることも多く、見られるかどうかは運次第。

一足のばしてコーロア遺跡見学
〜伝統工芸村を訪ねて〜

 約2000年前にAn Duong(アン・ズオン)王が建てたCo Loa(コーロア)城。その遺跡に、ドンホー村へ行くついでに立ち寄ることができる。現在は、アン・ズオン神殿やコーロア寺、コーロアから出土した遺品を収める集会所などが見学可能。集会所の隣にある小さなMy Chau(ミィ・チャウ)寺には、王の娘でありながら、王様を裏切り首を切られてしまった首のないミィ・チャウの石仏が奉られているが、その石仏が毎年少しづつ大きくなっているという不思議なうわさもあるらしい…。入場料3000ドン(約20円)。

ベトナム相撲に手に汗握れ!
〜伝統工芸村を訪ねて〜

 旧暦の1月4日(新暦2月12日)。ドンキー村では、爆竹祭りと呼ばれる伝統的なお祭りが開かれる。しかし現在は爆竹が禁止されており、それを模造した木製の爆竹を用いて行われる。その一環として、旧暦1月5、6日(新暦2月13、14日)は、VAT(バット)と呼ばれる競技を開催。裸にマワシを締めた男達が、背中を地面につけたり、丸い枠の外に出てしまうと負け、というルールで戦う姿は、まさに日本の相撲だ。ただし、最初から組み合った形で勝負が始まるのがちょっと奇妙。

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(2004年12月9日 13:46更新)

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