野鳥の聖域　メコンデルタ
あなたも鳥たちに会おう
ツアーでも行ける野鳥の楽園

　相手は野鳥だけに、生息地は人里離れたところにあり、個人では行けないところのほうが多い。またそれぞれの場所で、鳥が観測できる季節も時間帯も異なる。地元の旅行会社やホテルが催行しているガイド付きのツアーに参加するのが必要だ。

01. チャースー Tra Su（チャウドゥック近郊）
　 〜神秘と幻想の野鳥の聖域 〜

　今回取り上げたバードサンクチュアリの中で一番お勧めなのがここ。町から車とバイクを乗り継いで1時間余。さらに小船に乗り換えて、ようやくたどり着くこのサンクチュアリは、秘境の雰囲気たっぷり。訪れるには、ヴィクトリアチャウドゥックホテルが催行するツアーへ参加することになる。なお同ホテルのジェネラル・マネージャー、Nanno Hervierさんは、バードウォッチングが趣味。時間があれば、ベトナムの野鳥に関する貴重な話をいろいろと聞かせてもらえるかも。ホテル出発の時刻は参加者次第だが、鳥を見るには午後遅い時間帯、特に日没近くが適している。所要約4時間。料金は1人29US$（車、バイク、小舟の料金込み。英語ガイド付き。最少催行人数2人）。

check point
広さ　　：939ヘクタール
主な鳥：コサギ、アマサギ
時間帯：16:30〜18:00ごろ

Little Egret	Cinnamon Bitttern	Cattle Egret

02. トットノット Thot Not（カントー近郊）
　 〜気軽に野鳥の大群を見ることができる 〜

	夕方近くなると群れをなして鳥が戻って来る

　もっとも気軽に野鳥に触れることができるのがここ。定員20人ほどの小さな展望台に上ると、目の前に広がる森は鳥、鳥、鳥。まさに手を伸ばせば届きそうなすぐ近くを、2万羽とも3万羽とも言われる大量の鳥が舞っている。カントーからロンスエン方面へ車で約1時間。そこから小船に乗り換えて、地元の人が炊事や洗濯をしている狭い水路を15分ほど行ったところにある。カントーから手頃な距離で、交通の点からも行きやすい。ヴィクトリアカントーホテルが、ツアーを催行している。ホテルを午後2時に出発し、竹篭細工の村に立ち寄った後、バードサンクチュアリに向かう。所要約4.5時間、料金は35US$（車、英語ガイド付き。最少催行人数2人）

check point
広さ　　：1.3ヘクタール
主な鳥：ゴイ、トキ
時間帯：15:30〜18:00ごろ

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