第4回：MEDITATION/メディテーション(瞑想)

	�@痛くない程度に足を組み（あぐらでも、片足のみをあげてもよい）体全体がほぐれた心地よい状態で座る �A尾てい骨から頭のてっぺんまで背筋がまっすぐになるよう意識し、目を閉じ両手を楽な状態で膝に乗せ、ゆっくり静かに自然な呼吸を続ける �B考え事・心配事をせず内側に意識を向け、体が溶けていくように、ただ流れに身を任せる �C座るのが大変な場合、仰向けに寝て行なってもよい

「瞑想」といっても、坐禅のようにルールに従って行なう厳しい修行や宗教的なものではありません。心地よい姿勢で行ない、今の自分を見つめ直し、徐々に内側から美しさを取り戻す練習です。実は、第1回でご紹介したヨガのポーズ「アサナ/Asana」も動く瞑想だと表現されます。ポーズをとることに意識を向けることで、考えや悩みを自然と排除していく、入りやすい練習方法なのです。

　最初から無理をして長時間坐ろうとせず、まずは5分、そして徐々に10分、15分と延ばしていって下さい。ヨガの練習は過程を楽しむことがとても大切。嫌々やっては、効果や変化が表れるどころか、逆にストレスが溜まります。自分に合ったレベルで体と心の声を聞き、その日の調子で行ってください。出来るだけ自分の世界に集中できる静かな場所を選びましょう。

　たとえ週1回でも自己と向き合う時間を持つことは、本当の自分へとリフレッシュさせてくれるよい機会。ぜひその時間を持つようにしてみてください。続けているとあなたの周りの人達が、「最近明るくなったね」とか「なんだか穏やかになったね」と声を掛けてくるかもしれませんね。

（2009年02月号/ 2009年3月10日 火曜日 0:34 更新）