トラベルインフォメーション

概要

　 ヨーロッパとアジアを結ぶ、海上交易の中継地として16世紀から17世紀に栄えたホイアン。朱印船に乗り日本人も数多く訪れ、日本人の手によって架けられ、通称「日本橋」と呼ばれている来遠橋の西側には、日本人街が広がっていたと言われている。街中には当時の交易の影響をふんだんに受けた家屋が残されており、フランス、中国、日本、ベトナムと、4つの文化が融合した独特の構造を見ることができる。

　1999年、歴史的価値の高い街並みが世界遺産に指定され、現在は世界各国から観光客が訪れる、ベトナムでも有数の観光地となっている。

アクセス

　ホイアンは、ダナンから南東へ約30kmのところにある。ハノイやホーチミン市から訪れる場合は、空路にて双方ともに約1時間。ダナン空港からは、タクシーで更に約1時間。料金は20万ドン（約1480円）。

見所

	チケット売り場は市内に6ヶ所

　ホイアンの見所は、やはり旧市街とクアダイビーチ。旧市街には旧家の他、ホイアンに残る伝統文化を展示した博物館や、きらびやかな装飾が施された中華会館も多数ある。1日ほどで歩き回れてしまうほどの小さな街だが、いたるところに興味深い展示がなされ、歴史好きの人ならば2〜3日いても飽きることのない魅力が詰まっている。

　なお、街並みの保存のため、各観光名所を訪れるには入場チケットの購入が必要。チケットは15カ所ある街中の旧家や博物館を5つのカテゴリーに分けた半券がついたもので、チケット売り場で購入することができる。チケットで入場できる場所は以下の通り。

�@博物館（サーフィン博物館、貿易陶磁博物館、ホイアン歴史文化博物館、ホイアン民族博物館）
�A中華会館（潮州会館、福建会館、広東会館）
�B旧家（チャン家の祠堂、フーンフンの家、クアンタンの家、タンキーの家）
�C伝統音楽コンサートと手工芸品ワークショップ
�Dその他（クアンコン廟、来遠橋）

訪れるならお祭り時期に

　毎月旧暦の14日の晩、旧市街では全ての電灯が消され、ランタンの明かりだけに照らされる「満月祭」が開催されている。幻想的な雰囲気の中、夜の街散策はぜひこの日に（日程参照）。また、旧暦7月14日（2006年の新暦10月5日）には、中秋祭も行われる。

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■HoiAn++ 〜新たな魅力息づく街を行く〜　もくじ
■寄せる波と共に過ごす休日。
■海で、街で、選び抜かれたくつろぎを。
■ホイアンの「旨い」はここにあり。
■ローカルに、旨いものあり。
■あなただけの、とっておきの1枚を。
■見たり知ったり楽しんだり、その楽しみは尽きません。
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スケッチで行く！
ホイアン・ミーソン2泊3日の旅

（2006年8月号 | 2006年8月7日 月曜日 10:39 JST更新）