見たり知ったり楽しんだり、その楽しみは尽きません。

　海を楽しむ、文化に触れる。ホイアンには、旧市街をはじめ、様々な見所があふれています。

伝統の技が息づく村へボートトリップ。
伝統工芸村

　ホイアンの街で、ランタンと共に目にすることが多いお土産といえば、陶器と精細な木工細工。実はこれらもホイアンの伝統的な工芸品で、街中からボート（1艘1時間5万ドン／約370円）に乗って、実際に作っている村を訪れることができる。

　タンハー（Thanh Ha）村は陶器の村として有名。子供たちが陶器の笛を一生懸命に作る姿や、この道50年の職人の熟練の技を見ることができる。また、木工はキムボン（Kim Bong）村で見学ができ、両方ゆっくりまわっても、所要時間は約3時間。時間の空いた午前中などに、半日旅行として訪れてみてはいかが。

ボートツアー・ブッキングオフィス
住所：50 Bach Dang St., Hoi An
電話：(0510) 910452
営業時間：9:30〜20:30

（右）タンハー村で最も長く陶芸を続けているドン（Dong）ばあさん（78歳）。壺など、本格的なものを作るには数十年の経験が必要とか

ホイアンの人々の暮らしを学ぼう。
Museum of Folklore in Hoi An

	様々な文化と共に生きてきた、人々の暮らしに思いを馳せよう

　2005年4月にオープン。2階建ての伝統家屋の中にホイアンの伝統文化にまつわる品々を展示している。お祭りの様子や生活家具、古銭や伝統衣装など、ホイアンの庶民の生活を垣間見ることができる。

ホイアン民族博物館
（Museum of Folklore in Hoi An）
住所：33 Nguyen Thai Hoc St.,Hoi An
電話：(0510) 910948
営業時間：7:00〜18:00

今よみがえる、日越文化交流。
Hoi An-Okinawa
Craft Culture Center

	（左）琉球ガラスの製造法をベトナム人に伝えている山田さんと、ディレクターのドゥオン（Duong）さん（右）ホイアンで作られた沖縄のシーサー。伝統工芸村に依託して製作している

　古くから日本と交流があったとされるホイアン。その中でも特に沖縄との交流は深く、現代においても陶器の製造方法などに似通った点が数多く見られるという。

　そこで共通の伝統技術の保存と人材の育成を目的に、ホイアンの地で沖縄の伝統文化である焼き物と琉球ガラスを製作しているのがここ。現在、技術者含め5人の日本人スタッフが常駐。工房がメインだが、ベトナムで作られた琉球ガラスや陶器の展示室も併設し、見学も可能だ。

ホイアン−沖縄文化工芸センター
（Hoi An-Okinawa Craft Culture Center）
住所：Thanh Ha Industrial Cluster, Hoi An
電話：(0510) 922811 / 922822

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■HoiAn++ 〜新たな魅力息づく街を行く〜　もくじ
■寄せる波と共に過ごす休日。
■海で、街で、選び抜かれたくつろぎを。
■ホイアンの「旨い」はここにあり。
■ローカルに、旨いものあり。
■あなただけの、とっておきの1枚を。
■見たり知ったり楽しんだり、その楽しみは尽きません。
■トラベルインフォメーション

スケッチで行く！
ホイアン・ミーソン2泊3日の旅

（2006年8月号 | 2006年8月7日 月曜日 10:36 JST更新）