[受け継がれ、そして花開く。]
舞踊は美しき唄と共に。

	ヴァンサック先生(写真右端)と生徒たち

　シェムリアップの街には、カンボジアの古典舞踊を見ることができるホテルやレストランが数多い。その１つ、レストラン「クーレン２ Koulen�U」の専属として、その踊りを披露するグループ、それが「チェイ・アプサラ・クーレン２」だ。1999年に発足し、現在ここで踊りを学ぶ生徒は約60名。昼は田畑で働き、夜はダンスショーを披露する生活を送っている。

　このグループを指導するロス・ヴァンサックさん(51歳)は、踊りの際に歌われる、唄を専門に学んできた。「アプサラの舞で使われる唄は、抑揚をつけるだけの意味のない歌詞も多いの。でもそれが踊りと一緒になると、また違った世界を見せてくれる。１人よりは３人、３人よりは５人、人数に決まりはないけれど、多ければ多いほど、唄に厚みが出て、踊りもより荘厳な雰囲気になるのよ。」

　通常、口承で伝えられることの多い伝統舞踊の唄だが、彼女はそれをひとつひとつ書きとめており、踊りとともに、彼女の稽古場で受け継がれている。

■チェイアプサラクーレン２ [Chey Apsara Koulen�U]
住所：なし
電話：なし

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スケッチトラベルで行く！
アプサラの魅力を求めてアンコール遺跡の旅へ

（2006年1月号 | 2006年1月5日 木曜日 10:30 JST更新）