[ひとり身の家・ホーチミン]
独身男性の暮らし
�Aトアンさんの場合
Nguyen Bao Toan(37) [インテリアデザイナー]

	右下)目立つように外観は赤に塗装(上)クローゼット、ランプ、ベッドなども自分でデザイン。さりげなく置いてある小物はアンティーク

　昼間は自分のお店に出ているため、この家に帰るのは寝る時だけ。引っ越した直後にまず家を思い通りに改装し、自分でデザインした家具やアンティークで内装。パートナーと1軒家をシェアしており、1階はリビングと事務所で、寝室は2階。台所はなし。家賃は1ヶ月600US$。

「ベッドルームは、暖かい色と居心地よさを重視するだけじゃなくて、キャンドルを置いたりしてセクシーでなくちゃいけない。友達を呼んでよくパーティーもする。そのとき、みんなそのまま泊まっていってるよ。自分の気に入っているものだけを置いているから、不満なことは全くないね。」

[友達と暮らす・ホーチミン]
友達3人と1部屋暮らし
�Bタムさんたちの場合
Tran Thuy Dan Tam (25)新聞社勤務
Tran Thi Thanh Tra (25)留学斡旋会社勤務
Nguyen Thi Thanh Thuy (25)石油ガス会社勤務(この時は学校へ行っていて不在)

	部屋の中には、さまざまなものが。ブタの貯金箱は、「ぜんぜん貯まってないの」とタムさん

　ラムドン(Lam Dong)省出身の3人は、高校以来の友達。大学へ行くため8年前にホーチミン市へ上京してから、ずっと一緒に暮らしてきた。この家は、1階に大家一家、2階の4部屋に合計11人(うち学生8人)が住んでいる。この部屋の家賃は1ヶ月100万ドン(約7300円)、光熱費は毎月約5万ドン(約360円)。3人で、この部屋と家賃等を学生時代から7年間シェアしている。

「本当はもっと広い家に住みたいけれど、仕事が忙しくて家探しの時間もないの。近所の人たちとも仲が良いし、引越し先で1から近所づきあいとか、新しい環境に順応しなくちゃいけないことを考えると、気が進まない。彼氏と会うときは、もっぱら外でデート。遊びに来ても、21時には男の人は追い出されるのよ。大家さんはいい人だし、静かだし、ここの暮らしは快適で気に入ってるわ。」

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（2005年11月18日 金曜日 8:33JST更新）