SHAMPOO

　日本ではわざわざチャパツにするけど、ベトナムでは黒髪は美人の条件。天然黒髪ではもの足りず、さらにボケットという黒い実でできたシャンプーで黒さをキープするんだって。ホントに黒くなるの？

ボケット 　黒々としたボトルはインパクトあり。パッケージの女の人の髪ツヤもおおげさなほど。種類も豊富にあり。6000ドン（約50円）から	ボケットに墨汁のような黒を期待していたら案外色は薄く、一番黒に近いのがSUNSILKのこの色。まっ黒というよりはチョコ色でした	石川秀美ボケット 　かつては健康的アイドルとして人気を集めていた石川秀美が、なぜかボケットのパッケージに。本人が見たらビックリするだろうな。6400ドン（約50円）

これってOK?
なんちゃってMADE in JAPAN

リオーラン 　カタカナでリオーラン。なんだこれ？どうやら会社の名前らしい。中身は洗顔フォーム。一応日本語で説明が書かれているけど、文字はメチャクチャ。で、説明の文末は「スキンにデリケート感を一杯にさせる」。かなり強引な終わり方です。5800ドン（約45円）	ニセモノKOSE 　KOSEを名乗っているがまったくのニセモノ。脱毛フォームらしいが「天然ラるおいシズ脱毛フオメ」と意味不明の言葉が。なのにMADE IN JAPANだなんて、いいんですか〜？　1万9500ドン（約150円）	しんずい石鹸 　左右2色に顔色がくっきりと分かれた女性の顔。しんずいを使うとこんなに白くなるのよ、と実に分かりやすいパッケージ。店頭にたくさん並んでいるとちょっと不気味です。7500ドン（約60円）

結果発表

	約30種類のコスメの匂いを嗅いでくれたお二人。編集者のムリな注文にも応じていただき感謝。お疲れ様でした

　当初この企画は「ベトナムコスメ」って安いのに結構イケテルね、でまとめる予定でした。しかし実際使ってみると、そうとも言い切れない。パックやボケットはOK印でしたが、洗顔フォームは全敗。誌面には登場していませんが、フットジェルなどのボディケアの結果もイマイチだったのです。そこで、お二人が出した結果がコチラ。

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（2003年9月号）