＜歴史と郷愁の町 ホイアン探訪＞
地図編

	総合チケット売り場

　主な名所を見て回るだけなら数時間で済んでしまう小さな町・ホイアン。しかしその魅力のとりこになると、1泊だけの予定が1週間に、100日にと延びてしまう。

観光のポイント1
チャンフー通りとグエンタイホック通りに
みどころは集中している

　観光の対象となるのは、西は日本橋付近から東はホアンディエウ通り付近まで、北はチャンフンダオ通りからトゥボン川までの範囲だ。中でもみどころが集中しているのは、東西に走るチャンフー通りとグエンタイホック通りの2本。チャンフー通りが始まる日本橋を起点に歩き始めるのが便利だろう。

　主な名所を見て回るだけなら数時間程度で済んでしまう小さな町だが、ガイドブックで紹介されている建物以外にも、風情のある建築物がいっぱいだ。町並全部がみどころだといってもよい。
ダナンから日帰りで訪れることも可能だが、はまってしまった人は、1週間滞在しても物足りなく感じる。ホイアンは、そんな奥深い魅力のある町だ。

観光のポイント2
名所を見て回るには
まず総合チケットを購入しよう

　それぞれの建物の入り口ではチケットを売っておらず、現金を支払って入ることは原則的にできない。みどころを見て回るには、まず総合チケットを購入することが必要。

　1番から5番まで5枚綴りになっていて、それぞれのチケットごとに入ることのできる名所が指定されている。

　チケット売り場の開いている時間帯は、大体朝7時から夕方18時まで。チケットで指定されている名所の開いている時間帯も、だいたい同じだ。

　何番のチケットでどこに入ることができるかは、「資料編」を参照されたい。

　チケット売り場は5箇所。地図上で★印になっているのがそれ。英語版のパンフレットも置いてある。
チケットで指定されたところ以外でも、家の中を見学させてくれる場合もあるが、地元の人の生活の場となっている場合が多いので、マナーには気をつけたい。

観光のポイント3
街中の移動には徒歩がいちばん。
シクロや自転車も便利

　みどころを見て回るには徒歩がいちばん。旧市街からはずれたニーチュン通りのホテルからでも、日本橋までの距離はわずかに300メートル足らず。交通機関の必要性を感じることはないだろう。

　シクロに乗って町の風情を楽しみたい場合は、旧市街の見所を回る1時間半程度のコースで、約5万ドンが相場。英語の話せる運転手さんだとガイドをしてくれる場合も。

　クアダイビーチまで足を伸ばす場合は、レンタサイクル（1日5000ドン/40円程度）、またはレンタバイク（1日5万ドン/400円程度）の利用が便利。

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（2003年3月号）