バッチャン村に新たな魅力発見！
バッチャン焼を世界へ運ぶ船着場。
そして迷宮、バッチャン古地区へ。

　世界中で愛されるバッチャン焼。ベトナムを代表するその陶器を世界に送りだす玄関口が、バッチャン村の中ほどにあるホン川のほとりの船着場だ。かつて1480年頃、安南焼きを買い付けにきた日本人たちもホン河を辿り、ここまでやってきたという。ここでは、大きな陶器を船に積み込む様子を見ることができ、夕日に染まる黄昏時は特に趣深く絶景だ。

　その船着場から川沿いの道をさらに奥に進むと、迷路のように沢山の小道が張り巡らされた古地区が広がっている。この地区は古くから村の陶器生産の要となってきた地域で、路地の壁に泥炭を貼り付けて乾燥させたり、陶器を自転車に山と積み運ぶ人々など、この村ならでは生活を伺い知ることができる。

　そして、路地の奥に連なる家屋では、高さ6メートルもの巨大な伝統窯を見ることもできる。どこまでも続くかのようなこの村の路地は、ガイドなしでは迷うこと間違いなし。訪れる際は、迷子にならないようにご注意を。

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（2005年6月14日 火曜日 9:27JST更新）