ハロン湾の新たな船旅を直撃リポート！
これからは、ラグジュアリーな旅が熱い!!

　かつて、ハロン（Ha Long）湾での宿泊船の旅というと、「世界遺産の雰囲気は満喫できても、設備面がちょっと…」という意見がちらほら。しかし、そんな不満を払拭すべく、船内も広く、施設もホテル並みというラグジュアリーな船が最近どんどん登場している。そこで、これまでとは一味ちがう最良の船で、最高の思い出作りへと出かけましょう!!

フレンチアジアンスタイルの
バーヤ号が新登場！

　2007年6月末に運行を開始したばかりの「バーヤ（Bhaya）号」は、フランス人デザイナーがデザインを手がけた、アジアな中にもフランスの香りが感じられるお洒落な船。レストランに並ぶ籐の椅子、部屋に配されたアンティーク風のファン、そして至るところに年代ものの写真が飾られるなど、船内は何とも優雅な雰囲気が漂っている。また、こげ茶と白の船体に、黄色い帆を張った船の姿も美しく、思わず他の船と比べて自慢したくなるほどだ。

　気になるサービス面もフランス人マネージャーが常駐しているので安心。また、大勢の観光客でごった返すバイチャイ（Bai Chay）港ではなく、バイチャイ橋を渡った所にある閑静なホンガイ（Hon Gai）港を母港として利用。航行ルートも定番の観光船のものとは異なり、周囲には他の船の姿が全くなく、ハロン湾の絶景を独り占めできるような、心憎い配慮がなされているのも嬉しい。

　その他オプションとして、シーカヤック（1時間/12US$）やフレンチマニキュア（30分/10US$）、ホットラヴァーストーンマッサージ（90分/30US$）も用意され、船内でまったりとしたひと時を過ごすことができる。

　「バーヤ号の次はジーヤ号？」なんてちょっと寒いギャクを放つ乗客もいたが、とことん満足の行く船旅を、是非この船で楽しんでみて!!

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（2007年9月号 | 2007年9月18日 火曜日 10:41 JST更新）