【ハノイ通信】クリスマスに訪れたい! ハノイ三大教会
カテゴリ:ハノイ, ハノイ通信
更新:2022/11/30 – 09:00
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ハノイで最大規模かつ最も古いカトリック教会
ハノイ大教会
Nha Tho Lon Ha Noi
ホアンキエム湖から徒歩15分ほどの場所にあり、1887年のクリスマスに「聖ヨセフ大聖堂/Nha Tho Chinh Toa Thanh Giuse」として誕生したカトリック教会。パリのノートルダム大聖堂に似たゴシックリバイバル様式の建築で、尖頭アーチや聖書や福音書の場面を描いたステンドグラスが特徴だ。クリスマスの幻想的なライトアップは、何千人もが集まるインスタ映えスポット。


教会は全長 64.5m、幅 20.5m、2 つの鐘楼は地上31.5mの高さにあり、教会前の中央には銅製の聖母像がある。ハノイと周辺地域を含むハノイ大教区の活動の中心地
住所:40 Nha Chung St., Hoan Kiem Dist.
営:【ミサ】(月~金曜)5:30 / 18:15、(土曜)18:00、(日曜)5:00 / 7:00 / 16:00 / 18:00 / 20:00
(日曜・フランス語)9:00、(日曜・英語)11:30
Facebook: @tgphanoi1
ウェブサイト:https://chinhtoa.tgphanoi.org
ベトナムとヨーロッパ折衷様式のアンシンメトリーなデザイン
クアバック教会
Nha Tho Cua Bac
1925~1930年にフランス人が建てたカトリック教会で、タンロン遺跡の北門(Cua Bac)の近くにある。別名「ハノイ聖母教会/Nha Tho Duc Me Ha Noi」。建築家のエルネスト・エブラール(Ernest Hébrard)は、2つの鐘楼の高さが左右で異なるなど、教会建築では珍しいアシンメトリーな設計をてがけた。ベトナム建築の赤瓦屋根を取り入れた外観が独特な雰囲気だ。

聖母マリア像とバラがモチーフの窓が目を引く。ハノイでひと際美しい道路とされるファンディンフン通りの観光スポットで、1日2回(12:00、17:30)、鐘の音が響く
住所:56 Phan Dinh Phung St., Ba Dinh Dist.
営:【ミサ】(月~金曜)19:00、(土曜)6:00 /
19:00、(日曜)6:30 / 8:30 / 19:00、(日曜・英語)10:30
Facebook: @giaosucuabac
シンプルな美しさのある教会
ハムロン教会
Nha Tho Ham Long
1939年に登場したカトリック教会で、「神の国」を説いたアシッジの聖フランシスコの精神に従い、フランスに留学したベトナム人建築士がシンプルなゴシック建築を導入。フランシスコ会の象徴として扉はブラウン、柱には3つの結び目がある紐が刻まれている。電子機器を使わずとも反射を利用して音が響き渡る設計では、わら、竹などのベトナムの伝統資材を用いた。


コミュニティ精神を育むため、中秋祭り、サマーキャンプなど信者向けの多くの活動を行っている。教会の公式フェイスブックでは活動内容が頻繁に投稿されている
住所:21 Ham Long St, Hoan Kiem Dist.
営:【ミサ】(火~木曜)5:30 / 19:00、(土曜)19:00、(日曜)6:30 / 19:00、(子ども)8:30、(若者)17:00
休日:【ミサ】月・金曜
Facebook: @GIAOXUHAMLONG.HN
2022年の調査によると、ベトナムのカトリック教徒は全人口の約7.21% (720万人)を占め、アジアで5番目に多い。16世紀にポルトガル人とイタリア人の宣教師がベトナムに布教に訪れ、17世紀にはフランスから派遣された宣教師アレクサンドル・ドゥ・ロード(Alexandre de Rhodes)が6000人以上のベトナム人に洗礼を授けた。
2021年現在、国内には47人の司教、 6000人以上の司祭、約200の修道会、3万1000人以上の修道士・修道女、700万人超のカトリック教徒がいる。
ハノイ、フエ、ホーチミン市にある1万以上の教会に限らず、その他のエリアにも歴史ある教会が多くある。例えば、ハノイから約86km離れたナムディン(Nam Dinh)省には172の教会があり、省人口の25%がカトリック教徒だ。1885年に完成したバロック様式の「ブイチュー教会/Nha Tho Bui Chu」は、2020年に再建され、毎年数万人もの人が訪れる。
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