【ベトナムをもっと知る！54民族図鑑】
コーホー族/ Người Cơ Ho
©Công ty Tem Việt Nam
男性はふんどしを締め、女性は自分で織った長い藍色のラップドレスをまとう
コーホー（Koho, K’Ho）やカーホー（Kaho）とも表記される母系制の民族。ベトナム中部高原タイグエン（Tây Nguyên）に長く暮らし、現在はラムドン（Lâm Đồng）省ジーリン（Di Linh）高原に多い。
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お祭りでは6つのゴングを鳴らす
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正月ののぼり旗「カイネウ／Cây Nêu」
| 人口 |
20万800人（全人口の約1.9%）
| 言語 |
オーストロアジア（Austroasiatic）語族のモン・クメール（Môn-Khmer）語群に属する言語である。20世紀初頭にラテン文字による表音文字が生まれ、ごく一部の学校で教えている。
| 住居 |
高原地域に居住する。すべての家族の活動（食べる、休む、来客をもてなすなど）は高床式家屋の火の周りで行われる。多くの家屋が集まって村（Bon）を構成する。
| 文化 |
文学には音楽性に満ちていて、いくつかの舞踊は今も祭りで行われている。 6つのゴング、ドラムなどの伝統楽器も多い。
| 生活 |
地域ごとの集落があり、稲作を行うセレー（Xrê）以外は焼畑農業を行う。日常では土鍋でご飯を炊き、森の野菜のスープを食す。
| 信仰 |
超自然的な力は人生の全局面に影響し、人々を助ける神や災害を引き起こす悪魔がいるとされる。神は肉と酒が好むと信じられており、酒と一緒に水牛、豚、山羊、鶏などの生贄が捧げられる。
| 祭り |
米の収獲が終わった12月頃に7～10日間ほど、新米を供えて正月を祝う。正月明けには引っ越し、家を建てるなど重要なことを行なう。
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