永嶋 茂 さん
「ニジゲンプロジェクト」 代表
カテゴリ:ベトナムの日本人
更新:2022/04/05 – 09:00
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文/有田紳介
二次元アイドル「暁バンマイ」をデビュー!
Vチューバ―の世界観を楽しんでほしい
若い自分を救ってくれた趣味が
ベトナムでの二次元ビジネスに
アイドル「暁バンマイ/Akatsuki Ban Mai」をご存知だろうか。ベトナムで2021年7月にデビューを果たし、約半年でユーチューブ(YouTube)チャンネル登録数が12万人以上を超えた。フリートーク、カラオケ、ゲーム実況などをベトナム語で配信している。
実は彼女は主にユーチューブで活動する二次元キャラクターのバーチャルチューバ―(Vtuber)。このアイドルの生みの親が、永嶋茂さんだ。
二次元の世界との出会いは思春期に遡る。学生生活を送る中で、うまく感情をコントロールできずに悩んだ時期に、アニメやゲーム、漫画に救われた。
「アニメ『サイコパス/PSYCHO-PASS』は、人間の感情ははたして生き残るのかと考えさせられる作品。ゲーム『ダンガンロンパ』なら、希望がどれだけ絶望に立ち向かっていけるのか、その二面性が面白かったです。人生に生かせる学びが多くありました」
2016年12月、日本ではVチューバー「キズナアイ」が登場し、サブカルチャー業界に新しい風が吹いた。
「キャラクターにはそれぞれストーリーがあります。私が応援する『赤井はあと』は、チャンネル登録者数が130万人以上。メンヘラなところはありますが、性格に負けずに成長していく姿がつい応援したくなるのです」
デビュー後にファンが急増
真剣さが伝われば、応援される
当初は趣味の一環だったが、一方でキャラクタービジネスにも興味が湧いてきた。
「ベトナムではVチューバ―の存在があまり知られておらず、そこに目をつけて準備を開始しました」そうして2021年に、ベトナムでアイドルVチューバー企画を立ち上げる「ニジゲンプロジェクト」が発足した。永嶋さんが代表を務める「ネオナガシマ開発」ら4者の協業による事業だ。
「声優もイラストレーターも、オーディションで選出したベトナム人を起用。声優にはボイストレーニングを行い、裏方では日本人が企画などで関わり、日本クオリティに近づけました。そうして誕生したのが『暁バンマイ』です」
若者世代を中心に、ベトナムではアニメやコスプレが根付いていることから、暁バンマイはデビュー後すぐに話題を集めた。ユーチューブのチャンネル登録者数は1ヶ月で5万人、2021年12月には10万人を超えた。
「自然と人が集まってくるのが彼女の魅力です。マレーシアのVチューバ―とテーブルゲームでコラボしたり、実在するレストランチェーン店とオリジナル料理を作ったりもしました」
やってみたいことに本気で取り組めば、多くの人に注目されることを実感した。
「最初の1歩を精密に準備して、情熱的に取り掛かる。何事も、かたちにして走らせていくのが大事だと気が付きました。ライブやファンイベントなど、彼女たちとやってみたいことはたくさんあるので、これからの企画を楽しみにしていてください」
永嶋 茂 ながしま しげる
2018年に来越。IT事業などを行う「ネオナガシマ開発/Neo Nagashima Development」代表。「ニジゲンプロジェクト/NijiGen Project」を発足し、2021年7月にVチューバ―アイドル「暁バンマイ」、「響ゆうか」がデビュー。彼女らの育成や企画立案にあたる。
FB: @nijigen.project,
@AkatsukiBanMai, @hibikiduca
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