【ベトナムをもっと知る!54民族図鑑】
エデ族/ Người Ê Đê
©Công ty Tem Việt Nam
エデ族は、同胞と歌ったり音楽を演奏することを楽しむ
エデ(Ê đê)族は中部高原(Tây Nguyên)の母系民族の1つ。かつては島に暮らし、現在はダックラック(Đắk Lắk)省やザーライ(Gia Lai)省の南部や、カインホア (Khánh Hòa)省とフーイエン(Phú Yên)省の西部に集まる。
©www.cema.gov.vn
シンプルな造りの長屋は、数世代が同居する大家族にふさわしい
人口 |
39万8671人(全人口の約0.4%)
言語 |
オーストロネシア(Austronesia)語族のマレー・ポリネシア(Malay-Polynesia)語派に属すエデ(Ê Đê)語を用いる
住居 |
木材や竹を使った低い高床式の長屋で、屋根は草葺き。梯子の形状や床柱、生活空間のレイアウトに特徴がある。前庭を通って家屋に入る造りとなっている
文化 |
豊かな口頭文学をもち、神話や民謡、ことわざのほか、とくに叙事詩カン(Khan)が有名。楽器は銅鑼(Cồng / Chiêng)や太鼓など
生活 |
主に畑作を行うほか、家畜、木の実の採取、漁労、竹などで籠を編む。唯一、稲作を行うビック(Bích)部族は、野牛に田を踏ませる踏耕を行う
信仰 |
天と地を司る創造神のアエディエ(Aê Điê)とアエドゥー(Aê Đu)のほか、土地神ヤンラン(Yang Lăn)、稲穂の神ヤンモディエー(Yang Mđiê)など
祭り |
エデ族の正月は旧暦の12月で、日付は決まっていない。普通は稲刈りの後に行う。裕福な家では野牛など、庶民は豚と鶏を生贄として神に供える
Post Advert 570×75 Rotation
掲示板ご利用の前にベトナムスケッチ掲示板ガイドラインをご参照ください。投稿にはFacebookアカウントが必要です。アカウントはFacebook公式サイトにて無料で取得できます。※編集部への質問や問い合わせに関してはコチラからどうぞ。