メディカルトーク ワクチンのキャッチアップ接種 大部分はベトナムでも接種が可能
カテゴリ:メディカルトーク
更新:2021/04/19 – 09:00
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症例
1歳3ヶ月の女児。日本で産まれ、1ヶ月前にハノイへ移住。ワクチン相談で初診。日本では大半のワクチンを打ったが、海外移住の準備は特にしなかった。既往なし、発達正常。
日本での接種が済んでいないものは
ベトナムで続きを打って完了させて
キャッチアップ接種とは、接種が済んでいないワクチンを後から追加で打つことをいいます。小さな子どもは特に種類や回数が多いため、途中で住む国が変わると対応が複雑になりがちですが、日本など外国で接種を始めたワクチンでも、大部分はベトナムで流通しているワクチンを使って続きが打てます。ただし、日本脳炎は例外です。またベトナムで普及している混合ワクチンに含まれる成分が日本と異なる場合もありますが、規定の回数以上に接種される成分があっても特に問題はありません。日本におけるワクチンごとの接種間隔については、2020年10月から接種間隔のルールが変わり、諸外国と同じになりました。
1日の摂取本数が制限されているため
優先順位を決めてから摂取開始を
具体的には、MMR、水痘、BCGなどの生ワクチン同士は同じ日に打つか4週間空けますが、それ以外のワクチンとは接種間隔を空ける必要がありません。ベトナム政府は、1日の受診で接種するワクチンを、小児2本、成人4本までと制限しています。接種するワクチンが多いときは、必要な時期や種類などから優先順位を決め、できるだけ短期間でキャッチアップを済ませましょう。
また、ワクチンについて医師に相談する際、今まで打ったワクチンの記録が非常に重要です。成人でも小児でも、母子手帳もしくは該当ページを撮影した写真、レシートなどの接種記録を持参してください。
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