ベトナムふしぎ発見!
“アヒル口”は、悪口?
人を動物に例えると失礼になる!
カテゴリ:ベトナムふしぎ発見!
更新:2021/04/16 – 09:00
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生活と関りの深い
動物に例えた表現はたくさん
動物と共にある暮らしを営んできたベトナムでは、人の外見や性格などを動物に例えた言葉が豊富だ。
見た目を表す言葉としては「鰻の目/Mắt lươn」(目が細い)、「手長猿のような長い手/Tay dài như tay vượn」、「水牛のように逞しい/Khỏe như trâu」など動物の特徴を使う。
性格や性質についてなら、字が汚いことを「鶏が地面をつついたような字/Chữ như gà bới」、物忘れが激しい人は「金魚の脳/Não cá vàng」、小食なら「猫のように食べる/Ăn như mèo」、口だけ大きいことを言う人は「虎の口、クラゲの肝/Miệng hùm gan sứa」などと揶揄する。
さらに、思いがけない幸運が舞い込むことを「盲目の猫が揚げ魚を得る/Mèo mù vớ cá rán」、かなりの不運は「犬の運/Số chó」など、枚挙にいとまがない。もちろん(!?)もっと悪い言葉もあるが、次に述べる理由から、ここでは割愛しておこう。
悪意がなくても要注意!
否定的に受け取られがち
犬は不運で鈍い、鼠や狐はずる賢いなど、動物、とくに家畜・家禽には否定的なイメージがつきまとう。「かわいい小動物に例えたつもり」が、「動物のレベルまで引き下げられた」と、嫌がられたり失礼だと捉えられかねない。人相占いが盛んなベトナムにおいて、見た目に例えることなどご法度なのだ。
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