ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説2月号
カテゴリ:ベトナムニュース解説
更新:2021/01/27 – 09:00
情報提供:「ベトナム最新情報」 TOHO CO., LTD. www.toho.com 日系進出企業向けのビジネスニュースを週4回配信。開始から13年、250社超の企業が定期購読。
ベトナム米ST25、おいしさ世界2位
ベトナム食糧協会(VFA)は、ベトナム米「ST25」がザ・ライストレーダー(The Rice Trader)主催の「2020 ワールド・ライス・カンファレンス」で2位になったと発表した。1位はタイ米、3位はカンボジア米。ST25は、ソクチャン(Soc Trang)省の企業が開発した品種で適応性が広く、透き通る白さで甘く香り、柔らかさがありつつも粘り気が無いのが特徴。(Nguoi Lao Dong 12月5日, P.10)
解説
米大国ベトナム。農業農村開発省によると、ベトナムの米(籾)生産量は4350万t、うち国内消費量が2996万t(2020年計画値)です。
統計年鑑を見ると、生産量は2015年の4509万tをピークに、2016年は4317万t、2017年は4274万t、2018年4405万t、2019年4345万t(速報値)と横ばいになっています。
ただこれは、生産量が頭打ちになったというより、ベトナムの稲作が量から質へと軸足を移し始めたという見方が適切と考えられており、各地方が今盛んに、ベトナム版適正農業規範である「ヴィエットギャップ/VietGAP」を遵守し、オーガニック農法などによる良質な米作りに取り組んでいます。
ベトナム在住の皆さんは普段、どんな米を食べていますか? 自炊の場合、輸入品の日本の米か、市販のジャポニカ米を購入される方が多いと思います。ベトナムの米にもさまざまな種類があり、1kg100円以下など安く入手できるものも多いので、色々な種類を楽しんでみるのも面白いのではないでしょうか。
世界から高評価、魅力的なホーチミン市の生活
海外駐在者コミュニティサイト「インターネーションズ/InterNations」が発表した、外国人にとって生活費の安い国ランキングで、ホーチミン市が1位に選ばれた。同市に住む外国人の77%が、生活水準が自身の経済状況とマッチし満足していると回答している。都会ながら、他の都市と比べ生活費が安く、米国なら1000USDはかかるワンルームの家賃も月560USD程度である。(Nguoi Lao Dong 11月12日, P.6)
解説
ホーチミン市は天国ですね! 人は優しい、治安は良い、物価も安いし、ご飯もおいしい、さらには年中暖かい…こんな感想を、もう何人から聞いたでしょうか。
筆者はベトナム以外の国に住んだことがないので比較はできないのですが、ホーチミン市暮らし十数年、不満の種を探す方が難しいというのが正直なところです。「慣れただけでは?」と言われれば身も蓋もありませんが…。
記事では、家賃を除いた平均的な生活費が月約463USDで、市内の英会話スクールで働くアメリカ人女性による、「月500万VND(約2万5000円)以下で部屋を探すのも簡単で、電気・水道・ネットなどの費用も月150万VND(約7500円)程度」といったコメントを紹介しています。この女性によると、中古バイクは1000万VND(約5万円)ほどで入手でき、ガソリン代は月40万VND(約2000円)程度、食費は自炊すれば400万VND(約2万円)ほどで済み、夜遊びも月400万VNDほどで満足できるそうです。
ちなみに筆者の家族4人の生活費は、家賃を除いて月1000USDほどです。
Post Advert 570×75 Rotation
掲示板ご利用の前にベトナムスケッチ掲示板ガイドラインをご参照ください。投稿にはFacebookアカウントが必要です。アカウントはFacebook公式サイトにて無料で取得できます。※編集部への質問や問い合わせに関してはコチラからどうぞ。