越祭モノガタリ
(14)国の繁栄を願う 村を救った氏神の物語
コーニュエ村の女神を祀った寺の祭り
Le Hoi Den Chua Xa Co Nhue
13世紀、陳(Tran)朝の皇帝であった陳聖宗(Tran Thanh Tong)は中国との戦争の後、市民の生活と国を繁栄させるため、荒地の発掘や旧首都タンロン(Thang Long)の北西の周辺地域の拡大を、息子と娘に託した。その際、娘であるトゥック・チン(Tuc Trinh)王女は先頭に立ち、まずは自分の財産から削り、貧しい村人にお金と家を与え、稲作などの農業活動を指揮した。また、彼女は村人たちに呼びかけて、コーニュエ村とアインリン(Anh Linh)寺を作った。村が栄えた後は、まだ貧しい人が多いリエンマック(Lien Mac)区のアインノイ(Anh Noi)村など、他の地域へ移動しては支援活動を続けた。コーニュエ村では彼女の功績を後世に伝えるため、「女神の寺/Den Chua」を建てて祀
った。
場所:コーニュエ村/Lang Co Nhue
住所:Co Nhue, Tu Liem Dist., Hanoi
旧暦7月30日~8月1日
旧暦7月30日の夜、寺では聖壇に供物などを捧げる儀式が行われる。8月1日の早朝からコーニュエ村の長老が女神の像に新しい服を着せたり、女神の功績を称える弔文を読んだりする。
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