職人技と美学は 国を越えてベトナム人が繋ぐ日本文化
カテゴリ:今月の特集
更新:2020/05/15 – 10:00
編集部では、皆様からの情報をお待ちしています。情報掲載をご希望の方は、コチラまでご連絡を!
作りがよくて長く愛せるもの。そんなご贔屓、ご自慢の品を見せてもらいました。
法 被
ハヌよさこいチームメンバー/エイチビーラボ正社員
グエン・ミン・ホアン
(Nguyen Minh Hoang)さん
市場で買った布に旗専門の印刷所でプリントを施した後、仕立て屋さんに縫製を依頼して、よさこいチームの法被をつくりました。仕立て代は約30万VND。法被は軽くて運動しやすいし、祭りの時だけでなく、日常的にさらりと羽織れるところが気に入っています!
焼酎・日本酒
なまら北海道 店主
今井英登さん
ベトナムの米どころ、フエにある酒造メーカー、フエフーズの焼酎や日本酒がおすすめです。中でも玄米からつくる米焼酎「こめ一」が特に気に入ってます。飲み口がまろやかで、料理の味を引き立ててくれるんです。ほかにも飲み口がすっきりしているのに味が濃厚な純米吟醸の日本酒「越の一」、芋焼酎「芋はじめ(黒)(白)」も人気ですね。ぜひ当店に飲みに来てください。
フエフーズとは?
日本人の杜氏・関谷聡さんとベトナム人のグエン・タン・チュン(Nguyen Thanh Trung)さんを筆頭に、日本の古都京都伏見の伝統的な醸造とベトナムの古都フエの伝統的な醸造を組み合わせて焼酎や清酒を製造する酒造メーカー。約30種の自社製品を取り揃え、ベトナム全土で販売している。
畳
Sushi Worldオーナー
ファン・タン・タン
(Phan Thanh Tan)さん
2003年から当店ではTC Thaoさんの畳を使っていますが、17年も経っているとは思えないほどツヤがあり、きれいな状態です。特注サイズのオーダーにも応じてくださって、感謝。畳の個室はお客様からも評判です。
着物
万華鏡作家
詩乃さん
夫の仕事でホーチミン市に転勤となった際、友人から紹介を受けた渡部衿子さん主宰の「着物メモリーズ」(※)の活動に共鳴し、私も曽祖母の着物を再生させて着てみたいと思いました。母方が銘仙で有名な栃木県足利市出身で、いろいろな着物を所有していたのも幸運でした。
着物は基本のかたちは同じなのに、生地の違いに始まり、帯や小物を変えるだけでさまざまなコーディネートを楽しめます。柄×柄など、洋服ではうるさくなりそうな組み合わせも不思議と合う魅力があるし、曽祖母の時代のものでも古さを感じさせません。70歳になる母と同じ着物を共有できるのも嬉しいです。
1. 身長150㎝に満たない曽祖母が着ていた矢絣模様の銘仙着物を、足し布仕立てに
2. 100年以上も前の折り鶴模様の羽織を解いてみたら、“うた姫”という文字を発見! 私の名前が詩乃なのでびっくりしました
3. タンディン市場で購入したアオザイの生地で誂えた着物には、自分で創作した帯留めを合わせて、日々新しいお洒落を楽しんでいます
着物メモリーズとは?
糸、織り、染めからなる、着物と帯の生地作りの文化を築いてきた、いにしえの人たちの素晴らしさを学び、令和の時代のお洒落として着物を粋に着こなすことを目的とした活動の場。日本を含め数十名が参加している。
Post Advert 570×75 Rotation
掲示板ご利用の前にベトナムスケッチ掲示板ガイドラインをご参照ください。投稿にはFacebookアカウントが必要です。アカウントはFacebook公式サイトにて無料で取得できます。※編集部への質問や問い合わせに関してはコチラからどうぞ。