佐久間静香 さん
ベトジェットエア(Vietjet Air)キャビンクルー
カテゴリ:ベトナムの日本人
更新:2019/07/05 – 10:00
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ニューエイジキャリアサービスの質を高めて
“意外にも”快適な空の旅を届けたい
営業ウーマンかキャビンクルーか
悩んで迷って、掴んだ両方の道
中学時代は英語が得意で、将来は世界を飛び回るキャビンクルーになりたいという夢を持っていた。
「大学に進学して就職活動が始まると、上京してバリバリのキャリアウーマンになりたい! とも思うようになりました。悩みましたが、キャビンクルーは新卒でなくても入れる業界だと知ったので、まずは東京で就職する方を選びました」
東京では人材広告企業や旅行メディア企業の営業として3年ほど働いた。その生活は充実しており、楽しく感じていた。
「でも25歳になったとき、キャビンクルーを目指すなら今が最後のチャンスかなと感じて。そのときの生活には満足していましたが、転職を決意。航空会社に片っ端から応募しました」
その頃、ベトジェットエア社は日本行きの就航便を計画中で、日本人キャビンクルーの第1期の募集が始まっていた。
「年齢的にも崖っぷちだったので、内定が出たときは本当にうれしかったですね。過去にバックパッカー経験があり、海外生活の希望も強かったので、迷わず入社しました」
2017年7月にホーチミン市へ移住。早速、保安要員としての救急処置、非常事態の対応、水泳、最後にサービスを学んで訓練を卒業。実際にキャビンクルーとして飛んだのは同年12月のことだった。
日本人としての気遣いを大切に
利用者満足度の高い日本線を目指す
念願だったフライト業務が始まったが、当時はまだ日本行きが就航しておらず、しばらくはベトナムの国内線が中心だった。
「国内線はベトナム人のお客様がほとんどなので、英語が通じない方が多いし、文化や常識の違いなどもあって、正直、私って必要なのかな? なんて悩んだことも。でもそれは貴重な経験で、それを乗り越えたからこそ今は楽しく仕事ができています」
2018年10月にハノイ・大阪便が就航。それに伴いハノイへの移住が決まった。
「ようやく私たち日本人クルーが採用された意義を果たすことができる、やっと日本に毎週帰れる! と喜びました。ありがたいことに、同便は毎回、ほぼ満席です」
現在はハノイ・大阪便のほかに成田便、ホーチミン市・大阪便が就航。今後はホーチミン市・成田便に加えて、東京、大阪以外の都市への就航も計画に挙がっている。
「しばらくはハノイ発着の日本線に乗務していると思います。数時間とは言えど、日本のお客様とはぜひ親しくなりたいので、こちらからもお声がけをさせていただきますが、目を逸らさないで下さい(笑)。また、私を見かけたら気軽に声を掛けて欲しいです!」
現在は日本人キャビンクルーの第2期が入社し、教育・指導も担っている。
「私もどんどん仕事の質を高めていかなければなりません。ベトジェットエアはこんなに安いのに『意外に快適だったよ』と言っていただけるようになるのが今の目標です」
佐久間静香 さくましずか
佐賀県佐賀市出身。2017年7月にベトジェットエア入社。愛称は “スージー”。フライト業務のほか、同社の日本での広報や採用活動、日本人キャビンクルー第2期の教育などにも携わっている。クルーライフの様子を個人のインスタグラムアカウント(@suzy0814)で発信中。
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