野口亮祐 さん
健康インストラクター
カテゴリ:ベトナムの日本人
更新:2019/05/05 – 10:00
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薬を飲まなくても病気を治す方法がある
伝統療法による健康手段を海外でも提案したい
健康体に突如襲い掛かった激痛
操体法により、後遺症から解放
成人するまで大病や大怪我をしてこなかった野口さんだったが、23歳で椎間板ヘルニアを患ってしまった。
「3人の医者に診てもらいましたが、筋肉が衰えた、スポーツで腰に負担がかかった、精神的な問題、とそれぞれ意見が違って、結局原因は不明のままです。一大決心をして手術をしましたが、ぎっくり腰や坐骨神経痛などの後遺症が残ってしまいました」
解消する方法を調べては試してを繰り返す中で出会ったのが「操体法」だった。
「操体法とは、体の歪みを治す伝統療法です。たとえば肩や腰に痛みがあると、ついストレッチをしてしまいがち。でもそれは無理に体を痛めるのと同じこと。実は体を楽な方向に動かしていくと、体が本来のバランスを取り戻そうとして、自然と痛みの緩和、改善に繋がっていくんです。私もその操体法で後遺症が解消した1人です」
操体法の先生に約10年師事し、セルフケアを続けた。2016年になると先生から「指導する側になってみては」とのアドバイスを受け、健康教室を始めることにした。
「普段は農業関係のベンチャー企業に勤めていますが、本業のかたわら、日本在住時は月1ペースで教室を開いたりプライベートレッスンを行ったりしていました。2017年12月からは本業の方でハノイでのプロジェクトが始まり来越。赴任後も週末を中心に個別施術やレッスンを行っています」
豊かな人生を送るには健康が第一
1人でも多くの人をサポートしたい
ハノイでも健康インストラクターとしての活動を行おうと思っていたところ、友人や知り合いが興味を持ってくれ、口コミなどでも広がり問い合わせ数が増えていった。
「大切なのは、5分でもいいから自宅で自身でケアできるようになること。施術やレッスンではそのやり方を教えたり、1人ではできないことを実践したりします。ちなみに、道具は一切使いません」
体験した人からは、体の痛みが和らいだ、寝つきが良くなった、便通が良くなったなど、好評な意見が多数を占めた。
「操体法のように東洋医学的なものは結構怪しいと思われがちです。実は僕も最初はそうでした(笑)。だから施術やレッスンを受けてみたいと言ってくださる方には、まず体験会に参加してもらいます。そこで実感してくれた方に次回を案内しています」
ハノイは特に大気汚染が深刻で、喉を傷めやすく風邪もひきやすい。こういう環境だからこそ、セルフケアが大事だという。
「知ってもらいたいのは、薬以外でも体の異常を治す方法はあるということ。操体法体験者の中には、『長年抱えていた悩みをこんなことで改善できるの?』と驚く方もいらっしゃいます。少しでも体を楽にする方法を見つけてサポートするのが僕の役目。体って、思った以上にすごいんですよ!」
人生100年と言われても、健康寿命が短くては意味がない。健康を求め、実践していこうという人を野口さんは応援している。
野口亮祐 のぐちりょうすけ
神奈川県川崎市出身。操体法のほか気功も学び、自身の神経痛や腰痛、鼻炎や花粉症などを改善した経験を持つ。2016年から健康インストラクターとして健康法などの普及活動を開始。ハノイでも定期的に健康教室を開催している。
ウェブサイト:https://hari-ku-indah.wixsite.com/shoku-kenkoh
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