こどもの学び舎／(75)岐阜県の翠耀会が訪問 マジックを見せてくれたよ！

岐阜県大垣市に拠点を置く「翠耀会（すいようかい）」が、FFSC（ストリートチルドレン友の会）のビンチュウ（Binh Trieu）センターを訪れた。2001年から毎年来越し、今年で18回目。文具やチョーク、タオルなどを自分たちの手で運び寄付するとともに、交流会を行っている。 今年の催し物はマジック。15人のメンバーの中から精鋭たちが披露した。 まず用意されたのは何の変哲もない太い筒。ひっくり返しても、中を覗いても何もない。マジシャンがその筒を何回か叩きOKポーズを作ると、子どもたちが大きな声でカウントダウン。 「モット（Mot）、ハーイ（Hai）、バー（Ba）！」 　……シーン。あれ？　何も起きない筒に、苦笑いのマジシャン。楽しそうに笑う子どもたちが、元気いっぱいにもう1度声をかける。 「モット、ハーイ、バー！」 パワーアップしたかけ声に応え、筒の中からピンクの花が顔を出した。「おぉ～！」。はしゃぐ子どもたちの声に、パチパチと鳴り響く拍手の音。マジシャンもほっとした様子だ。次々に披露されるマジックに、子どもたちはキラキラと目を輝かせていた。 「物資を提供するだけではなく、子どもたちが大きくなったときにきちんと働き、しっかりとした生活を送る力が養える環境となるよう、少しでもその手助けができればと思っています」と、代表の吉川勝さん。最後は、テープシャワーで締めくくった。

ストリートチルドレン友の会（FFSC） 住所：140/4 Vo Thi Sau St., Dist. 3, HCMC 電話：(028) 3829 6951 電子メール：ffsc.vn@gmail.com ウェブサイト：www.ffscvn.org

この記事は、ホーチミン市で事業を営まれている、ある日本人経営者の方の善意によって企画されたものです。 このような機会を頂けたことに関し、編集部一同からの感謝の気持ちをこめて、連載させて頂きます。