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ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説8月号

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カテゴリ:ベトナムニュース解説
更新:2018/07/27 – 10:00

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ベトナムでも手軽かつ安価に
唾液でHIV検査

ベトナムで、唾液によるHIV検査が可能になった。オンライン販売サイトなどで、ベトナムへの輸送費を含まず約40万VND(20USD)程度で販売されているキットを使用するもので、今回ベトナムは、ベトナム港着価格を約4万VND(2 USD)として、米国メーカーと交渉をまとめた。

保健省はすでに、唾液によるHIV検査をハノイ、ホーチミン市で進めており、今後ほかの地方にも展開する。
(Tuoi Tre 6月8日, P. 14)

解説

ベトナムではフランス語の「シダ/SIDA」という言い方が一般的なHIV(エイズ)。保健省によると、新規感染者・死者数は減少傾向にあります。

2011年に1万7800件だったHIVの新規感染者数は、2015年には1万195件、死者は2010年の3300人から2015年には2130人に減少しています。

感染リスクが高い対象の感染率は2015年の数字で、麻薬中毒者9.5%(目標15%未満)、売春婦2.7%(3%未満)、男性の同性愛者5.1%(10%未満)。東南アジアの比較では、2013年統計の世界保健機関(WHO)報告によると、ベトナムのHIV感染による死亡率は10万人に対し13人で、タイ(28人)、マレーシア(20人)、カンボジア(14人)など他の東南アジア諸国より低く、ベトナムが属する「低中所得国」の平均23人よりも低くなっています。

HIVは気になっていても血液検査が必要となりハードルが高いですが、このような手軽な唾液検査が普及すれば、「ちょっと検査をしてみようか」という人も増えるでしょう。この唾液によるHIV検査は、精度はほぼ100%だそうです。

「グラブ/Grab」の利用者、
ドライバーともに不満高まる

配車アプリの「グラブ」による「ウーバー/Uber」買収が、ベトナムで競争法に抵触するか調査が進められている中、グラブに対して利用者からは「価格が高くなった」、ドライバーからは「(値上げにより)利用者が減った」と、利用者、ドライバーともに批判が多数出ている。

料金が全体的に上がり、プロモーションは減り、従来型タクシーの方が安いという声もある。

(Nguoi Lao Dong 6月1日, P. 10)

解説

道を歩けばバイクタクシーの客引きにあい、タクシーに乗ればぼったくられる―。ベトナムならではの風景がいつの間にか消えたことが寂しいような気もしますが、配車アプリのおかげで、バイクタクシーもタクシーも、非常に便利になったことは確かでしょう。

登場初期には良い競争相手だったように見えたウーバーとグラブですが、今回の買収前からベトナムではすでに、グラブが圧倒的認知度を獲得していました。これは、街に出ればどこにでも緑の制服が見えるまでにバイクタクシーサービスへ力を入れたことが勝因だった気がします。

根強いウーバー利用者もいたのですが、買収されてしまった今はグラブの独擅場。大手の地場タクシー会社などを含め、以前から新規参入は幾つもありますが、ほとんど認知度を得られておらず、利用者の少なさ、アプリの不具合の多さから、ドライバーからもユーザーからも不評なようです。インドネシアで人気を得ている「ゴージェック/Go Jek」参入の情報もありますが、ベトナムで配車アプリといえば「グラブ」という名称が定着してしまった今、新参組の苦戦は必至と思われます。

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