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ベトナムでの 子どもの教育

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カテゴリ:今月の特集
更新:2018/07/15 – 10:00

編集部では、皆様からの情報をお待ちしています。情報掲載をご希望の方は、コチラまでご連絡を!

日系とインターナショナル系の選択肢、母語の教育、実際の生活環境など、どこに軸を置くことが大切なのか。身近な人達以外にも、より多くの先輩保護者の実例を参考に、自分たちの教育方針や学校選びに役立てよう。

 

●家族構成●

父(49)、母(47)、長男(19)、次男(17)

●在越期間●

父・次男2年、母・1ヶ月、長男は日本

●国籍●

日本

わが家の教育方針

家では日本語のみ。

日本の大学、日本での就職を検討しているため。

選んだ教育機関

ハノイインターナショナルスクール(HIS)

選んだ決め手

父親と次男は中学卒業後に、東京からハノイに赴任。HISは、各国の生徒の割合がバランスされており、少人数のため先生たちが親身に相談にのってくださるなど、特に初めてインター校に入学される生徒さんには最適だと思われます。また、国際バカロレア(IB)資格の修得を考えた際、

IBの選択科目に日本語が授業に組み込まれている点も主な理由の1つ。卒業を控え、日本の大学進学の実績が多いHISは、非常に心強いです。生徒達のフレンドリーさや、先生たちの厚いサポートも魅力です。

ベトナムでの教育における長所と悩み

予備校などがないため、生徒によっては日本の大学を目指す場合に少し不便に感じるかもしれません。ベトナムに限らず生徒数が限られているため、コミュニティーへの溶け込みが将来少し不安です。

学校選びのアドバイス

授業科目、大学進学、学校教育方針、
各国の生徒数のバランス

などが決断の要素になるかと思います。

 

●家族構成●

父(50歳)、母(37歳)、娘(2歳3ヶ月)

●国籍●

日本

●在越期間●

5年2ヶ月

わが家の教育方針

間もなく日本へ本帰国のため、日本の習慣や季節感を学ばせています。また、将来的に海外の学校へ進学を考えているので、

外国の習慣も体験させておきたいです。

選んだ教育機関

オーロラインターナショナルスクール・オブ・ジ・アーツ

選んだ決め手

ホーチミン市内ほぼ全域の日系とインターナショナル幼稚園を見学し体験。校舎の雰囲気と教育方針、先生と生徒、立地、金額、対応の迅速さ、スタッフの対応などが一番好印象だったので決めました。規定より早い生後16ヶ月でサマーキャンプから入園し、娘は毎日楽しんでいるようで満足しています。

ベトナムでの教育における長所と悩み

子育てはしやすく、国際的な友達との園生活、言語環境、多国籍な風習や習慣などの体験は本人も家族もずっと忘れられないと思います。一方で日本へ戻ってからは、
慣らし保育に時間がかかるかもしれません。柔軟に新しい環境を理解しながら、日本の四季を感じて、きれいな日本語を学んでほしいと願っています。

どの国にいても家庭学習は必要で、まず家での公用語は英語にして、

週末は外国の人と接する機会を作るなど工夫が必要でしょう。学校に丸投げせず、自宅での勉強や読書を手伝っていきたいと思います。

学校選びの
アドバイス

結果的にインターナショナルスクールを選んだのは、家族が英語に抵抗がなく、月齢的に受け入れてくれる幼稚園が限られていたためです。

ベトナムでしかできない体験をおすすめします。本人の志向を第一優先に、実際に通わせている人の生の声などを遠慮なく聞いてみてください。体験プログラムに参加してみるのも楽しいですよ。市内には子育てママも多く、同志の集まりもあるのでお互い助け合って最適な選択をされますように。

 

●家族構成●

父(49)、母(50)、長女(16)、長男(16)

●在越期間●

父4年半、母3年半、長女2年半、長男3年半

●国籍●

日本

わが家の教育方針

バイリンガルに育てること。母国語と同程度に英語が話せると、世界への門戸が広がる。そのツールとして言語をマスターし、
真の国際人になってほしい。

選んだ教育機関

サイゴンサウスインターナショナルスクール(SSIS)

選んだ決め手

タイではインター幼稚園、小学1年の途中から日本の小学校へ。帰国子女アカデミーに通って英語力を維持し、中高一貫校の受験・入学を経て来越。
設備・学力水準が充実したSSISの7年生に編入しました。英検2級レベルが必要で、当初息子は不合格。「父親が責任をもって勉強を見るから」と学校に直談判し、“D評価があれば即退学”の条件で入学しました。情報通信技術(ICT)により
成績がリアルタイムで確認できる仕組みが秀逸で、息子との進捗確認に有効でした。

ベトナムでの教育における長所と悩み

SSISの勉強は親が面倒を見られるレベルではなく、例えば「光合成について述べよ」という課題に英語で解答しなくてはならない。対策として学校から紹介された塾と相談の上、
科目ごとに最適の先生を選びマンツーマン指導を受けさせました。
 一方、日本での復学試験は全て日本語のため、平日は18~19時半までほぼ毎日塾に通い、土曜午前は補習校、午後は日本人の個人塾で帰国時の

週末は外国の人と接する機会を作るなど工夫が必要でしょう。学校に丸投げせず、自宅での勉強や読書を手伝っていきたいと思います。

学校選びのアドバイス

ぜひインター校に挑戦してほしい。真の国際人となるためには相手に合わせて「どの言語でお話しましょうか」と言える語学レベルが必要です。日本流だけでなく、国際的な考え方も学び
ダイバーシティー(多様性)を知る

ことで、真に世界に通用する人間になれるのではないでしょうか。
若いうちにぜひ経験してほしいと思います。

 

●家族構成●

父(37)、母(37)、長女(6)、次女(3)

●国籍●

日本

●在越期間●

8年

わが家の教育方針

日本語と英語の両立。日本語の教育機関がない国に赴任する可能性があるため、日本語以外での環境に対する適応力をつけさせたい。異文化で育つことにより、様々な背景を持つ人が多くいること、「世界は広い」ことを知ってほしい。

選んだ教育機関

ホーチミン市のインターナショナルスクール

選んだ決め手

長女、次女ともに2歳から通学。

見学して一番楽しそうだった学校を選びました。学校の担当者が

宣伝ばかりの学校は避けました。週のニュースレターや先生のブログなので、入学当初は頻繁に先生に連絡し、学校へ様子を見に行きました。

わが家では兄弟間の会話は日本語のみ。英語は本人の適応力などで異なるようです。最大のメリットは「学び」に対するアプローチが体感できること。英語力のみにとらわれず、

学習が「楽しい」という気持ちを大事ににしたいです。

ベトナムでの教育における長所と悩み

日系の塾が増え、日本教育の学習サポート体制はずいぶん整いました。英語学習も先生が探しやすいです。一方、日本の子どもたちなら当たり前の知識や経験がなく、「いじめ、かわいがり」の対象になりやすいとも聞きます。また、日本では

普通のお稽古事が、こちらでは先生探しに苦労します。

学校選びのアドバイス

どのように育ってほしいか、どんな道に進んでほしいか、子ども自身はどんな考え・タイプなのか、現実的な教育費など、よく検討することが大切です。一方で、この国では方針転換が日本より簡単。お子さんの様子を見ながら対応してみてください。

 

●家族構成●

父(42)、母(41)、長女(11)、次女(9)、三女(7)

●国籍●

日本

●在越期間●

4年

わが家の教育方針

学校・塾では日本語、家庭・習い事では英語&多国籍環境との触れ合い重視。世界のどこにいても、生きることを喜び、自ら働ける人間になってもらいたい。

選んだ教育機関

ホーチミン日本人学校

選んだ決め手

夫の教育方針「小学校の間は日本人教育で、基礎的な日本語を習得し、日本人としてのアイデンティティーを確立する」によります。意識して日本語環境を取り入れないと、日本語の世界観を会得できないかなと。やまとことばや詩、百人一首を覚えさせてくれることに感謝しています。海外なのに親子で迷わず「日本人になれる」のが最大の強みです。

ベトナムでの教育における長所と悩み

親以外の大人が子どもの周りにたくさん! 
共働き家庭には最高の子育て&教育環境です。

とくに家政婦、ナニー、家庭教師が見つけやすく、日本の1/3〜1/10程度の金額です。

一方、「読み・書き」は重視するものの、小学校の授業ではパソコンを使う、論文を書く、コーディング、CG制作、ITリテラシー教育などが全くなく、遅れを感じます。

毎日放課後に部活があるわけではなく、水泳、サッカー、バスケなど体力づくりにお金がかかります。

PTA活動が盛んなので、共働き家庭は夫婦で調整が必要です。また毎朝のお弁当作りが実は一番大変かも…。給食が欲しいです。

学校選びのアドバイス

子どもの先生だった方からの助言があります。まず、未来にどこで働きたいかを想定すること。世界中で働きたくても、就労ビザ獲得には大学進学&数年の就労が必須です。日本語を使いこなせた上で、英語を身につけることが大切だと感じます。

 

●家族構成●

父、母、長男(13)、次男(10)

●国籍●

日本

●在越期間●

5年

わが家の教育方針

将来、日本の大学を希望しているので、日本語を維持するために家庭学習に力を入れる。

選んだ教育機関

ABCインターナショナルスクール(ABCIS)、サイゴンサウスインターナショナルスクール(SSIS)、ホーチミン日本人学校

選んだ決め手

最初ABCISを選んだ理由は、英語プログラム(ELA)と補講制度が非常に充実しており、心強いと感じました。毎日、本当に楽しそうで、先生たちとの距離がとても近い印象です。情報通信技術(ICT)の活用頻度は非常に高く、子どもたちがパソコンの扱いに慣れています。放課後のクラブも充実。さらにアクティヴラーニングが普通に行われ、ビジネスの授業では商品開発の立案、宣伝、コスト、販売ルートを考えプレゼンするといった、

実社会をイメージ出来る内容がとても面白いです。

長男がSSISに転校したのは、日本の大学入試に必要な資格の勉強が前の学校では無理だったため。1人1台マックブックを所有し、ABCISよりも更にITの活用度が高い。

次男は、本人の希望で日本人学校へ転校。基礎学力の勉強にとても力を入れていますが、教育内容は画一的で「皆同じ!!」という印象です。

インター校はやはり学費が高額。また、自分から前に出られない子には向かないかもしれません。でも英語が話せることで選択肢が倍以上に増えます。

ベトナムでの教育における長所と悩み

英語に関しては塾のような機関が多くあり、また家庭教師のサポートもあり学習しやすいです。逆に日本語の教育機関が少なく選択肢もないために、日本語の保持には悩みます。インターネット回線が弱い(切れる)のでオンライン教育も難しいのが実情です。

学校選びのアドバイス

インター校なら、遅くても小学3年生までの入学をお勧めします。以降は入学基準がかなり難しくなるようです。親元にいながら留学と同じ環境に子どもをおけるのは、とても貴重な経験。親子共に準備も含めて色々と大変ですが、インター校にお子様を通わせているご家庭も多く、日本人同士での情報共有もしやすいかと思います。

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