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ベトナムでの 子どもの教育

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カテゴリ:今月の特集
更新:2018/07/15 – 10:00

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ベトナムには四季がなく、一歩外に出れば目や耳に入ってくるのはベトナム語。自然とこの国や文化を知ることができる生活環境において、日本人家庭の子どもにとってベストな教育機関を選ぶのは悩ましい課題でもある。具体的にポイントとなるのは、日本への帰国の有無、日系の高校がないこと、国際系スクール(インター校)への進学に必要な相応の語学力と学力、海外ならではの経験をさせたい親の思い…などだ。そこで日系とインター校に、考慮するべき点と意見を聞いた。

 

家庭の教育方針

家庭の方針がまず一番。わが子の性格、将来進むべき生きる道を見据えて幼稚園や学校を選ぶことが大切だ。ベトナムの教育環境は、幅広い選択が可能だからこそ、母国語に対する重視度にも差があり、安易に選択してしまう環境でもあることに留意したい。通園・通学するのは子どもであることを基本に、子どもの年齢や様子に合わせ、自分の子どもにとって、そこの教育方針が合うかどうかを考えよう。

学校の教育方針

最初の選択課題は、インター校に通わせるか、日系にするかとなる。一口に「日系」「インター」と言っても、各園・校でそれぞれ方針が異なる。たとえば日系は苦手分野の克服を重視するのに対し、インター校では得意なことを伸ばす支援を重視する傾向がある。幼稚園や学校に自分たちが何を求めているのかを明確にしよう。

また、以前と比べて帰国子女、大学進学などに合わせた塾や、サッカー、体操、ダンスなどの習い事も、日系スクールが増え選択肢が充実してきている。

言語

日系、インター校を問わず、教育者たちは一様に「母語の習得の大切さ」を強調する。言語を学ぶことは、その後ろにある文化を身につけていくことでもあるからだ。子どもたちの母語を何にするのか、とくに幼児期の子どもたちは親が選択しなければならない。同時に英語の必要性は誰しも感じることであり、昨今では英語を早く学ばせたいという保護者は多い。

ことさら幼児期は母語を獲得する大切な時期であり、学習言語の習得時期は5歳過ぎから10歳ごろとされる。母語の獲得の有無は今後の「考える力、施行する力」に大きく影響する。また、日本の絵本や低学年の教科書、市販の問題集は、季節や文化に関して多く触れており、それらが上手に理解できないと、日本語での学習につまずく可能性が出てくるという。

一方で、世界に目を向けてみると、母語と学習言語が異なることは珍しいことではない。学習言語が母語でない場合、母語の確立には次の3つの実践がのぞましいという。
①家庭やコミュニティで、生活以外のより複雑な話題を第一言語を使って話すこと。年齢に応じて、使用する言葉も変えていくことが大切。

②読み書きの習得のために、正式な言語表現に継続的に触れること。

③文化的アイデンティティーの指標としての母語習得に、保護者が肯定的な態度を示すこと。

学費

一般的に外国人が通う日系や国際系の教育機関は私立。学費は高額で、年間おおよそ100万~300万円以上にのぼる。高校・大学卒業まで払いきれるか、綿密な予算スケジュールが必要だ。ちなみに日系幼稚園はほとんどが4年保育だが、会社での補填は3年保育からが対象となることが多いため、迷う人が多い。若い親たちの悩みや不安を援助できる場所が幼稚園だとすると、4年保育の必要性はあるといえるだろう。

子どもの様子

環境の違いは、子どもにとっても大きなストレス。言葉が通じない、知り合いがいないなど、日本とあらゆる点で環境が異なるためだ。評判がよくとも、人によって合う、合わないはあるため、見学や体験入園・入学を通して確認しよう。また、転勤などやむを得ない事情もあるが、「せっかく子どもが時間をかけて順応した環境を、保護者の価値観で変えることは、よく考えてほしい」という声も。子ども自身が楽しんでいるかも重要なポイントだ。

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