ベトナムスケッチ > ベトナムコラム > ベトナムニュース解説 > ...

ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説10月号

タグ:,
カテゴリ:ベトナムニュース解説
更新:2017/09/27 – 10:00

情報提供:「ベトナム最新情報」 TOHO CO., LTD. www.toho.com 日系進出企業向けのビジネスニュースを週4回配信。開始から13年、250社超の企業が定期購読。

2018年最低賃金6.5%増
最高は398万VNDに

国家賃金審議会は2017年8月7日(月)、2018年の地域別最低賃金を現行より6.5%増として政府に提案することを決定した。最終的に7%増と6.5%増の2案による投票が行われた。

議長は、「経済・社会発展の成果や利益を労働者にもたらし、企業の負担も分かち合うものになった」と評価したが、労使ともに希望から外れる不満の残る結果となったようだ。

(『VnExpress』2017年8月7日/『Tuoi Tre』8月8日、p.02)

解説

従業員の多い工場などを中心に、企業にとって非常に関心の高い毎年の最低賃金改正。2018年は現行の6.5%増、月額276万~398万VNDとなりましたが、当初提案は、労働者側が13%増、企業側が据え置きまたは5%未満。2回目の交渉で労働者側が8%増に譲歩し、最終的には6.5%増で決着しました。

労働者側は、現在の最低賃金は、「最低の生活水準」を満たすものではなく、堅調な経済成長などもあり少なくとも昨年並みの上げ幅を求め、これに対し企業側は、これまで最低賃金が上がり続けてきたことから、2018年は据え置くことを求めていました。

それぞれの立場があり一概に是非を判断できるものではないと思いますが、以前は、翌年の最低賃金がどれくらい引き上げられるのかが直前までなかなかわからなかったため、企業は対策の打ちようがないという状況がありました。

しかしこの数年は、最低賃金引き上げの労使交渉制度が安定的に運用され8月頃にはわかるようになったため、この点について企業はかなり安心できるようになったのではないでしょうか。

ホーチミン市にて
増加する3~5つ星ホテル

ホーチミン市には現在、1~5つ星ホテルが1941軒(4万8729室)ある。昨年、外国人520万人、国内旅行者2180万人を迎えたホーチミン市は、2020年までに外国人年9%増、国内旅行者年16%増を目指している。

この目標のため、3~5つ星ホテルはさらに9730室必要となり、すでに20軒(約5000室)の建設が決まっている。

(Thoi Bao Kinh Te Sai Gon Online 2017年8月7日)

解説

2016年にベトナムを訪れた外国人は1000万人超。同年の訪日外国人が2400万人ですから日本の半分以下ですが、ベトナムが国を開き始めた時期を考えればなかなかの数字なのではないでしょうか。

今ベトナムは国を挙げて観光客誘致に力を入れており、交通手段や宿泊施設の整備が進み、各種のイベントも増加しました。ホーチミン市では、外国人が快適に利用できるホテルが、数だけでなく、中心部から離れた場所にも増えてきました。

成長する観光業界の管理をより充実させるため、各地方で「観光局」を設置しており、旅行業界の展示会も定期的に開かれています。外国人が安全に旅行できるようにと、ひったくりやぼったくりなどの犯罪・悪質行為に対する取り締まり、社会的監視も強まっており、タクシーのぼったくりなどでは、被害者の通報により返金される例もあります。

「旅行」はベトナム人にも身近な娯楽となっており、2006年の国内旅行者数1750万人が2016年には6200万人に増加、高級ホテルやリゾートでもベトナム人の利用が増えているそうです。

掲示板ご利用の前にベトナムスケッチ掲示板ガイドラインをご参照ください。投稿にはFacebookアカウントが必要です。アカウントはFacebook公式サイトにて無料で取得できます。※編集部への質問や問い合わせに関してはコチラからどうぞ。

関連ベトナム記事

ベトナムの今がよくわかる /ベトナムニュース解説5月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説5月号

カラオケ騒音問題、 年末までの解決を目指す 2021年、カラオケ騒音問題の徹底解決をはかるため、ホーチミン市人民委員会は…

ベトナムの今がよくわかる /ベトナムニュース解説4月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説4月号

不用品をコメと交換、 ホーチミン市の取り組み ホーチミン市の複数の地域で、ゴミをお金やコメなどと交換する取り組みが進めら…

ベトナムの今がよくわかる /ベトナムニュース解説3月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説3月号

年末に増加する、 偽ブランドショップ ホーチミン市では偽ブランド品を扱う店舗を多数摘発してきたが、年末が近づくにつれ、こ…

ベトナムの今がよくわかる /ベトナムニュース解説2月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説2月号

ベトナム米ST25、おいしさ世界2位 ベトナム食糧協会(VFA)は、ベトナム米「ST25」がザ・ライストレーダー(The…

ベトナムの今がよくわかる /ベトナムニュース解説1月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説1月号

菅首相、最初の外遊先に ベトナムを公式訪問 菅義偉首相は2020年10月18日、ハノイを訪れ、9月の首相就任後初となる外…

ベトナムの今がよくわかる /ベトナムニュース解説12月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説12月号

「卵かけご飯」も大丈夫 高級卵が続々登場 DHAやビタミンEを豊富に含み、生でもおいしいという卵がこのところ話題だ。1個…

ベトナムの今がよくわかる /ベトナムニュース解説11月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説11月号

週末は市内の高級ホテルで。 驚きの宿泊料金 ホーチミン市内の高級ホテルが、割安で利用できるようになっており、この機会にラ…

ベトナムの今がよくわかる /ベトナムニュース解説10月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説10月号

ホーチミン市に「マスクATM」登場、「コメATM」発案者が運営 ホーチミン市タンフー(Tan Phu)区に「マスクATM…

ベトナムの今がよくわかる /ベトナムニュース解説9月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説9月号

貸店舗、借り手不足で 厳しい状況続く 新型コロナウイルス感染症が落ち着き、経済活動が再開されたにもかかわらず、ホーチミン…

ベトナムの今がよくわかる /ベトナムニュース解説8月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説8月号

航空各社、 国内線を平常運航へ 航空各社によると、社会隔離措置が終わり、観光需要を刺激するためにプロモーションを行ったこ…

ベトナムの今がよくわかる /ベトナムニュース解説7月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説7月号

訪日ベトナム人に“生”の情報発信 「KOKOROプロジェクト」 在ベトナム日本国大使館は「ベトナム人の留学・就労・在留を…

ベトナムの今がよくわかる /ベトナムニュース解説6月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説6月号

KFCベトナム、 ドラゴンフルーツバーガーを発売 武漢肺炎の影響を受ける農産物を救うべく、ファストフードKFCベトナムが…

ベトナムの今がよくわかる /ベトナムニュース解説5月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説5月号

酒を販売する飲食店に 警告文を義務付け 政府が公告したアルコール被害防止法の細則政令によると、アルコール15度未満の酒、…

ベトナムの今がよくわかる /ベトナムニュース解説4月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説4月号

ベトナム人が自動車を選ぶ基準 どんな自動車を好むのか 税関総局によると、2019年11ヶ月の自動車輸入台数は前年同期比9…

ベトナムの今がよくわかる /ベトナムニュース解説2月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説2月号

改正労働法が成立 定年引上げ、年間残業は変更無し 国会は11月20日、改正労働法案を賛成多数で可決した。9月2日建国記念…

ベトナムの今がよくわかる /ベトナムニュース解説1月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説1月号

ベトナム人の英語力、 100ヶ国中52位 スイスの教育機関「エデュケーションファースト/Education First」…

ベトナムの今がよくわかる /ベトナムニュース解説12月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説12月号

外国人が「最も暮らしやすい国」、 ベトナムは世界で2位 「インターネーションズ/InterNations」 社は、201…

ベトナムの今がよくわかる /ベトナムニュース解説11月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説11月号

11月、カントー市で 日越経済・文化交流フェス ベトナム商工会議所(VCCI)とカントー市は東京で2019年8月9日、同…

ベトナムの今がよくわかる /ベトナムニュース解説10月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説10月号

2016~2018年の情報を知る 「企業白書」を初発行 「ベトナム企業白書2019」発表式で、副首相は最新の正確なデータ…

ベトナムの今がよくわかる/ベトナムニュース解説9月号 ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説9月号

2020年の最低賃金、 5.5%引き上げ 国家賃金審議会は2019年7月11日、月額最低賃金を現行より5.5%(15万~…