人生相談29屋にきけ! フォ!!!!
第29回
カテゴリ:29屋的越南恋愛コラム
更新:2017/02/18 – 10:00
文/29屋(にくや)食材&弁当屋の店主。本業の傍ら、かつては「29屋に訊け!」など本誌人気コラムを担当。本コーナーでは、ベトナム恋愛模様をちょっぴり辛口、ときどき優しく(!?)、生あたたかい目で考察する。
29屋(にくや)
食材&弁当屋の店主。本業の傍ら、かつては「愛と勇気とほんの少しのお金」など本誌人気コラムを担当。本コーナーでは、ベトナム暮らしのさまざまな悩みをバッサリ解決(!?)します!
Q.「悪気はないんだろうけど…(困)メイドのおばさんとの距離感に悩みまくりです」
ペンネーム:逃げるは恥だがやくみつる ♂ 27歳:主婦
29屋さん、聞いてください! メイドさんとの接し方をどうするべきか大変悩んでいます。私は昼間ヨガ講師をしているので、メイドさんに子どもを預けていくことが多いのですが、おやつにカップラーメンやスナック菓子など子どもの好きなものばかりを食べさせたり、細かい家事の仕方が言った方法と微妙に違ったりするのです。結局気になって私がやり直すことになり、小姑になった気分です。どうすればいいでしょうか?
A.「古き良きベトナムとの出会いで、ご
主人との戦友意識が芽生えるはず」
近代化が進み、良くも悪くも「普通の国」になりつつあるベトナム。一昔前であれば数千円相当で住み込みのメイドさんが雇えていましたが、最近は週に何日かの通いで洗濯と洗い物を頼むだけでも「しんどい」、「めんどい」、「安いからイヤ」と、「超」の字がつくほどの売り手市場。モノやお金を盗みまくるとか、家具や食器を壊しまくるとかでない限り、引き受けてもらえるだけでもありがたいと思うほかないのが、残念ながら現在の真実のようです。
こう言うと、「昔のベトナム暮らしってうらやましぃー」なんて反応が返ってきたりしますが、昔のメイドさんときたら、外国人のライフスタイルの水準が分からず、全ての局面で「自分のやり方=ベトナムローカル」を貫き通すので、雇う側にはチェック能力と管理能力が求められ、器量不足ならナメられて当然でした。
一方、今の時代はビジネスライクではあるものの、安心して任せられる人が多いと聞きます。お宅のメイドさんの場合、面倒くさいけど人間味のあった、「あの頃のベトナム」を体現する「妖精」のごとき存在なのかも。
貴女が今抱えている悩みは、ご主人が勤務先で直面している問題と同じかもしれません。威張らず、悩まず、気長に率直に指導して下さい。そうすれば、貴女の「マダム」としての格もアップするばかりか、ご主人と同じ問題を共有することで戦友意識も芽生え、家庭がさらに円満になることでしょう。ガッツです。
【今月の言葉】「選手に『気を遣う』のは指導者として最低。『配慮』はします。」
BY 落合博満
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