ベトナムふしぎ発見!/結婚1年で子作りしなくちゃ!/ベトナム妊婦の悩み

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ベトナム妊婦の悩み

ベトナムでは、実は “できちゃった結婚”が多い。そうでなくても大半の人が結婚後、最速で3ヶ月、少なくとも6ヶ月後には妊娠するのが一般的だ。両親や親戚からのプレッシャーや不妊の不安はもちろん、「35歳までに出来た子どもは頭が良い」などの昔ながらの考えに、女性たちは頭を抱えている。 日本以上に干支の概念が強く生活に密着しているため、生まれ年も大切だ。例えば、60年に1度の丁亥(Đinh Hợi)だった2007年は、幸運な子どもが生まれる「金の豚」の年と呼ばれ、ベビーラッシュとなった。龍年や羊年も縁起が良いとされており、こうした慣習にも沿って計画的に妊娠を考えなくてはならないのだ。ベトナム女性の妊娠に関する悩みは、日本人よりも多いかもしれない。

「今から産んできます!」 出産直前ぎりぎりまで働くよ!

現在の法律では産休の6ヶ月間、社会保険から100%の給料が支給される。だが、共働きが当たり前のうえに、出産が近づいても「気軽に遊びにも行けないし、家にいても義母に気を遣わなくてはいけないし、つまらない。だったらギリギリまで仕事して家族の役に立ったほうがいいよね」と考えるのがベトナム女性。干支などに合わせて生む日時を指定する帝王切開も一般的なので、出産の前日まで、もしくは「午後に産みに行きますね」と当日の朝だというのに、普通に出社する人もいるほどなのだ。
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