日本との違いは?
ベトナム十二支の物語
カテゴリ:干支にまつわるエトセトラ
更新:2017/01/20 – 11:24
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十二支は旧正月テト(Tet)の必需品であるお年玉袋に登場。2017年は酉(とり/Dậu)だ
順番を決めるレースで仲が悪くなった動物とは?
昔々、動物たちがみんな仲良しだった頃、天地を治める玉皇大帝は鼠に「明日は1年を司る12の動物を決めるレースを行う」と伝えた。鼠が友達の猫に知らせると、寝坊ばかりの猫は「時間になったら起こして」と頼んだ。猫は真面目に働く水牛に声をかけ、水牛は勇敢な虎を誘い…龍、蛇、馬、山羊、猿、犬、兎、鶏に声がかけられた。
ところが翌日、鼠は猫を起こすのを忘れてしまい、代わりに足の遅い豚が呼ばれた。レースが始まると水牛は全力で走ったが、その背中には鼠がこっそり乗っており、ゴール直前で飛び出して1位となった。
すべての順位が決まった時、遅れて来た猫が文句を言った。喧嘩にならないよう、月に住む天女が優しい兎を預かることになり、猫に順番を譲った。怒りが収まらない猫は、今でも鼠を見つけると追いかけ回すのだ。
結婚相手の判断にも十二支
中国起源の「干支」は、ベトナムでも存在感が大きい。この十二支の物語など、当地事情に合わせて独自に変化したほか、時には結婚相手との相性確認に必要とされるなど、日本より生活に密着しているのだ。次号から、それぞれの動物の性格と相性を紹介しよう。
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