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バインミーは、うまい。
〜編集部が選んだ口福の30選〜

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カテゴリ:今月の特集
更新:2016/03/05 – 10:00

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フランスの落とし子

フランス統治時代の19世紀末、サイゴン(現ホーチミン市)に伝わったとされるバインミー。当時はバターやマヨネーズを塗りハムやパテを挟んだだけのシンプルなもので「バインタイ/Banh Tay」(西洋パン)と呼ばれ、一般人には高値の花。一説によるとコンデンスミルクにパンを浸して食べたとか。1945年までには「バインミー」(小麦パン)の呼び名が定着し、1954年にフランス統治が終結した後は、焼豚、唐辛子、なますなど現地独自の食材も取り入れられ、現在の姿となったようだ。

フランスの落とし子

世界に広がるバインミー

格好のスタミナ源として屋台で手軽に食べられるバインミーは、1970年に石窯が日本から輸入され生産効率が上がったことで、サイゴンを中心に急速に普及。1975年の南北ベトナム統一後は、多くのベトナム人が欧米に渡ったことで、今ではアメリカ各地やカナダ、イギリスなどで広まっている。2011年には「banh mi」の単語が『オックスフォード英語辞典』に収録された。ベトナムのサンドイッチ「バインミー」が、1つの文化であることが認められたといえるだろう。

世界に広がるバインミー

パンそのものより具材と一緒が鉄板

ベトナム風サンドイッチを「バインミー」と呼ぶが、本来「バインミー」とはパン自体を指す。ベトナムでは小麦に米粉を加えることが多く、皮はパリパリでさくっと噛み切れるほど軽くて薄く、中は麩のようにふわふわだ(中部地方では中がぎっしり詰まったパンもある)。だからこそパテやタレがよくしみ込み、具材と一緒に味わうのにこそふさわしい、まさにサンドイッチのためのパンと言えよう。パンの食感と具材の統一感を堪能するためには、注文を受けてから作ることも大切だ。

パンそのものより具材と一緒が鉄板

うまいバインミー5つの条件

街中には至る所にバインミーを売る屋台や専門店がある。1つ1つを試してお気に入りを見つけるのも手だが、星の数ほどある屋台を全て攻略するのは至難の業だ。あちこちバインミーを食べ歩いた結果、美味しいという名店は次の5つの条件を必ずクリアしていた。①パンは焼き立てで新鮮②パンを炭火で温める③マヨネーズや具材を限りなく手作り④どんなに忙しい店でも1つ1つ作り立て⑤とにかく来店客が多い。お気に入りバインミー探しの参考にしてほしい。

うまいバインミー5つの条件

さあ買いに行こう!
バインミーお役立ちベトナム語

屋台での基本は指差しだが、細かい希望はぜひベトナム語で。 ※( )内は北部発音

●全部のせバインミーを1つ下さい。
…………チョー・トイ・モット・オー・バイン・ミー・ダイ・ドゥー/Cho tôi một ổ bánh mì đầy đủ.

●コリアンダーなしで。
…………ホン・ゴー(ザウムーイ)/Không ngò (rau mùi).

●コリアンダーを入れてください。
…………チョー・ゴー(ザウムーイ)/Cho ngò (rau mùi).

●コリアンダーたっぷりで。
…………ニェウ・ゴー(ザウムーイ)/Nhiều ngò (rau mùi).
 ・なます…………ドーチュア/Đồ chua
 ・野菜…………ラウ(ザウ)/Rau
 ・唐辛子…………オット/Ớt
 ・チリソース…………トゥオン・オット/Tương ớt
 ・バター…………ボー/Bơ
 ・チーズ…………フォーマーイ/Pho Mai

●半分に切ってください。
…………カット・ドーイ/Cắt đôi.

さあ買いに行こう! バインミーお役立ちベトナム語

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