2013.12.15

地場地産の素材を使いホイアンと日本の味の融合を実現 ダックカフェ[ベトナム&日本料理]

撮影・文/隅野史郎 DuckCafe-1 17世紀には1000人を超える規模の日本人町があったホイアン。日本由来の伝統や味が伝わっているともいわれるが、現在は少々、西洋文化に押され気味。そこへ登場したのが「ダックカフェ」。「ホイアンの人たちの、外来文化を受け入れる柔軟さと、日本人独特の気遣いを融合させたカフェを作りたい」というのが、野口マネージャーの夢だそうだ。 地元産の素材や無農薬野菜も用い、地産地消をアピール。同店のおすすめは「ダックディッシュ/Duck Dish」(10万VND/約480円)で、ショウガ焼きのように仕上げたアヒル肉にご飯とサラダを添えたカフェめし的一品。ベトナム人シェフと日本人マネージャーが工夫を重ねて完成させた味は、ホイアンの伝統を受け継ぎながらも、外国人に馴染みやすい味に仕上がっている。日本ではあまり口に入らないアヒル肉だが、ぜひ1度味わって欲しい。 DuckCafe-2店内には、日本の竹細工職人が作ったランタンが飾られている。竹もベトナムの象徴。いつか、この竹細工の技術もホイアンに伝えられたらと、オーナーの夢は膨らむ
Duck Cafe 住所:59 Nguyen Phuc Chu St., Hoi An, Quang Nam 電話:(0510) 391 9229 営業時間:9:00~23:00 (L.O.22:30)