グエンヒエンジン・トゥオン劇場で伝統芸能を

Nha Hat Tuong Nguyen Hien Dinh
住所:155 Phan Chu Trinh St., Hai Chau Dist., Da Nang
電話:(0511) 356 1293 (水・土曜)19:30~20:15
料金:5万VND(約240円) http://nhahattuongdanang.com

※演目は、劇場側の都合で変更になる可能性あり
旗を使ったダイナミックな演目でスタート!
オープニング
Mo Man
幕が上がると、さっそうと現れる女性陣。まずは大きな旗を使ったパフォーマンスだ。後から、伝統的な宮廷舞踊家の衣装をまとい、長いヒゲを蓄えた男性陣が堂々と登場し、「ようこそいらっしゃいませ」と書いた垂れ幕を掲げる。なんだかちょっとコミカルな演目で開幕となる。
重そうな旗を軽々と操る女性たち。これもトゥオンの演目のひとつ
ベトナム独特の楽器演奏をご覧あれ
ダンバウ
Dan Bau
1弦の琴で主旋律を奏でる弦楽器ダンバウの調べを楽しもう。鉄琴ダンチャン(Dan Tranh)や、三十六弦の琴ダンタムタップルック(Dan Tam Thap Luc)、二胡ダンニー(Dan Nhi)といった、代表的なベトナム伝統楽器も勢揃いして伴奏。いにしえの都気分を味わって。
1000年以上の歴史があるダンバウ。右手で弦を操り、左手の棒で弦の張りを調節しながら、メロディを奏でる
竹琴から生み出される少数民族の幻想的な音色
トルン
T’rung
長さの異なる竹筒を並べて、メロディーを奏でる打楽器トルンは、ベトナムの中部高原に住むバーナー(Ba Na)族やザーライ(Gia Lai)族発祥の楽器。時に優しく、時にリズミカルに響く幻想的な音色は現代的にアレンジされ、聴く者を惹き付ける。民族衣装にも注目を。
元々は、異なる長さに切った竹を連なるように縄で縛って吊るしたシンプルな楽器だったが、研究が重ねられ、現在のようなスタイルになったという
言葉がわからなくとも楽しめるベトナム版・歌舞伎
トゥオン
Tuong
中国の京劇の影響を受け、フエの宮廷で発展したベトナムの古典劇。日本の歌舞伎に似た隈取を顔に施して演じられる。カンフーのような派手なアクションも多く、言葉が分からない人でも十分楽しめる。劇場内の展示スペースには、トゥオン関連の様々な資料も展示されている。
『マイン・ルオン脱出する』からの1場面。トゥオンは「目で楽しむ」ないしは「耳で聴く」という2タイプがあり、これは目で楽しむ演目。動きのコミカルさが観客の笑いを誘う
チャンパ王国の天女の舞&サラナイ
チャム舞踊&音楽
Ca Mua Nhac Cham
15世紀頃までベトナム中部で栄えたチャンパ(Cham Pa)王国。その時代の宮廷舞踊の流れを汲むダンスを披露。妖艶な振りが特徴だ。
チャム族の祭に欠かせない笛サラナイ(Saranai)も登場。チャルメラに似た音色をもち、息継ぎをせずにどんどんと高音になっていく妙技には、会場からの拍手が鳴り止まないほど。
古代インド神話に登場する天女・アプサラ(Apsara)から名付けられたアプサラダンス
会場が大盛り上がりとなるサラナイの演奏
COLUMN : ホイアンにもある伝統芸能劇場
グエンヒエンジン・トゥオン劇場は週2日夜のみの上演だが、「ホイアンハンディクラフトワークショップ」では、毎日2回、20分間のミニ版が観られる。民族楽器の演奏、チャムダンス、トゥオンなどを短く上演。ホイアン観光の際にどうぞ。
Hoi An Handicraft Workshop
住所:9 Nguyen Thai Hoc St., Hoi An
電話:(0510) 391 0216
営業時間:10:15、15:15
料金:共通入場券
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