No.028 チャーヴィン―忘れられた町
Mads Monsen
かつてチャーヴィン(Tra Vinh)は、たどり着くのにかなりの時間がかかった。偉大なるメコン川を何度もフェリーで渡らなくてはならなかったのだ。最近では、フェリーに乗るのは1回だけで、立派な橋が旅を簡単なものにしている。
早朝にサイゴンを出発すれば、昼前にはホテルにチェックイン。30分も行けば、まったく異なる世界が
広がっている。
チャーヴィン省には140を超えるクメール寺院があり、カンボジアのアンコールワットのような規模はないが、かつてベトナムが謳った「隠れた魅力」がそこにある。この町までわざわざやってくる旅行者はほとんどいないため、ひとりで辺りを歩き回り、その美しさを一人占めできる。
チャーヴィンは人口の約30%がクメール人で、寺院を訪れればクメール語を見たり聞いたりするだろう。生活から抜け出す週末の休みとして、ここにしかない機会がある。
写真・文/マッズ・モンセン
ノルウェー人フリーカメラマン。ホーチミン市在住。商業写真および雑誌で活動中。旅行の記録をブログに更新中。
www.madsmonsen.com
No.028 チャーヴィン―忘れられた町
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