ヴィジュアル☆ベトナム/ONLY WIERDOS TRULY GET TO SEE THE CITY/町を本当に見るなら、「変な人」にならないと。

町を本当に見るなら、「変な人」にならないと。 ヴィジュアル☆ベトナム最近、海外からの友人と北部の町を訪れた際、一緒に歩いて写真を撮りながら、彼を私のお気に入りの場所に案内することにした。 朝のコーヒーを飲み終わり、古い通りを歩きながらふと、どの建物も素晴らしい写真になっていることに気付いた。人々は昼食で帰宅し、駐車してあったオートバイや屋台は全てなくなっており、私たちは何にも遮られていない町の様子を思う存分楽しんだ。 お昼時に町を歩き回る「ヘンな白人」の友人と私は、お腹はからっぽだけれど、目はとても満足だった。幸運なことにその日は曇りだったため、日射病にもかからずに済んだのだった。 本稿は、ベトナムのビジュアルについてということで、ベトナムを「見る」ことの実際について、私の考えをシェアしたいと思う。先のランチで100枚ほど撮影した後、他にも変な時間帯を選んだ時のことを思い出し、それが実際に町を見るのにどれほど役立ったかについて考えた。 深夜1時や2時にバイクを走らせ、ポストカードからポップアップが飛び出してくるように、町が本当の姿をさらけ出す様に感動したことはないだろうか。日中には思いもよらなかった建物のフォルムや町の構造が、まるで巨大な彫刻のように目の前にあり、じっくりと見てもらうのを静かに待っている。もしやったことがなければ、ベトナムを「見る」魅力的な方法として心からおすすめする。友達とバイクやタクシーに乗って、町のあちこちをドライブしてみてほしい。 もう1つの素晴らしい風景といえば、朝の5時。まじで。5時に起きて、散歩するだけ。いつもの近所でさえ、そのディテールに驚くはずだ。何千回も通り過ぎたけれど気付かなかった、小さな入口やデコレーション。まったく知らない町にいる気分になるかもしれない。 全てはタイミングなのだ。町が物理的にどうなっているかを理解するには、日射病や、変な時間帯にこだわるあなたに近所の人や友人が顔をしかめるリスクがあるということ。そんな鑑賞の仕方を楽しもう!
Sue Hajdu スー・ハイドゥー オーストラリア人アーティスト、写真家、文筆家としてベトナムと日本で活動。シドニー大学・日本学の学士号、同大学院視覚芸術の修士号をもつ。 www.suehajdu.com http://www.facebook.com/Sue.Hajdu.Projects
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