2012.05.16

街が赤く燃え上がる/火炎樹シーズンは5月

火炎樹シーズン 「鳳凰/Phuong」の「花/Hoa」の名をもつ火炎樹。5月から6月にかけてハイフォンの街は、この花の赤で染まる。ベトナムでは終業式シーズンにあたるため、満開の火炎樹を見ると別れの寂しさを連想する人も多いという。 原産地はアフリカ。フランス植民地時代にハイフォンへ持ち込まれた火炎樹は、コロニアル建築の黄色い壁によく映える。ハイフォンが最も華やぐこの季節、火炎樹スポットを訪ねてみよう。

スポット1 水面に揺らぐ真紅の輝き タムバック湖/Ho Tam Bac

フランス植民地時代にハイフォンへ持ち込まれた火炎樹 湖沿いにずらりと火炎樹が並ぶ絶好の撮影ポイント。水面に映る花影ばかりでなく、湖に花びらが散りばめられた光景も美しい。お花見気分で湖の周りを散策しよう。
Ho Tam Bac 住所:Quang Trung St., Hong Bang Dist.

スポット2 観光名所も花見処 グエンヴァンチョイ花園 Vuon Hoa Nguyen Van Troi

市民劇場(Nha Hat Lon Thanh Pho)横の公園。市内はどの公園にも火炎樹がたくさんあり、シーズン中は花見に最適。
Vuon Hoa Nguyen Van Troi 住所:Tran Phu St., Hong Bang Dist.

スポット3 赤く縁取られた1本道 ファムヴァンドン通り/Duong Pham Van Dong

ハイフォン市街から海水浴場のあるドーソン(Do Son)へ向かって進み、ザオ(Rao)橋を過ぎたあたりから沿道が火炎樹並木になる。

ハイフォンの象徴・火炎樹を島に 火炎樹島/Dao Hoa Phuong

ベトナム初の人工島プロジェクト

ドーソンで進められている、ベトナム初の人工島プロジェクト。火炎樹の花をかたどった60㎡の敷地には、別荘や5つ星ホテル、ショッピングセンターなどが建設される予定。2014年の完成を目指している。