＜ダナン＞
飛行機待ちの時間を有効活用！
最後までトコトン楽しみたい、
ひと足伸ばしてダナン半日ツアー

　ベトナム中部の旅行最終日、ハノイやホーチミン市へ戻ろうにも、夕方のフライトで、それまで時間をもてあます、なんてことも多いはず。そんな時に、あまった時間を有効に活用できる、とっておきの方法をご案内。ダナン市からすこし足を伸ばすだけで、マイナーだけど面白い、そんなスポットにめぐりあうことができるのだ。

■11:00
まずは車をチャーターして、いざ出発！

	（左）ベトナム戦争時、米軍下にあったダナンで解放軍を秘密裏に自宅にかくまい、食事などを提供していた女性・ニュー。後に発覚し殺されてしまったが、彼女は「解放軍の母＝英雄の母」として、今も人々に親しまれている（右）クアンミン寺境内の売店では大仏グッズも購入できる

■11:20
いきなり像めぐり2連発！

　ダナン市中心部から国道1号線であるディエンビエンフー（Dien Bien Phu）通りを北上し、ベトナム戦争で活躍したメーニュー（Me Nhu）の像を鑑賞。その後、そのまま少し走ると左手に寺が見えてくる。このクアンミン（Quang Minh）寺は、ちょっとキッチュな大仏が見もの。ダナン大仏と地元では親しまれている。

Chua Quang Minh
住所：412 Ton Duc Thang St., Da Nang
電話：(0511) 3842862
拝観時間：6:00〜18:00（昼休みあり）

	わざわざダナン市中心部からバイクを飛ばして通う熱心なファンもいるほど「ミーガー / ミーボー（Mi Ga / Bo）」共に8000ドン（約60円）。揚げ春巻き入り9000ドン（約65円）、煮玉子入り1万ドン（約70円）

■11:45
ダナン名物を食べよう！

　国道1号線をぐんぐん北上し、左手にバーナー（BaNa）山の入り口の看板が見えてきたあたりにあるホアカン（Hoa Khanh）市場。実はここにダナンの名物米麺料理のひとつ、「ミークアン (Mi Quang)」の有名店があるのだ。きしめんのような幅広の麺にタレをかけて食べる汁無し麺で、通常エビやチャーシュー入りが多いところ、同店のミークアンは鶏または牛肉入り。さらに揚げ春巻きや煮玉子のトッピングも選べるので、昼食にぴったり。味のよく出た自慢の鶏だしと、自家製麺にぜひ舌つづみあれ。

Mi Quang Bich
住所：1 Dang Dung St., Hoa Khanh, Da Nang
電話：(0511) 3732154
営業時間：6:30〜21:00

	ハイヴァンとは「海雲」の意味。レンガ造りの砦の入り口には「海雲關」と書かれており、この頂上に立つと海と雲を1度に眺められることから名づけられた

■13:00
絶景の峠を目指せ！

　腹ごしらえがすんだら、次はベトナムでもっとも高い峠、ハイヴァン（Hai Van）峠を目指そう。南北統一鉄道の線路と平行して走る国道1号線を、右手に海を眺めながら行くと峠の入り口に差しかかる。2005年、日本のODAにより造られたハイヴァントンネル開通後は交通量も減り、峠道はバイク、観光バスくらいしか走っていないが、かつてはフエとダナンを結ぶ唯一の道として、交通の要所となっていた。頂上にはレンガ造りの フランス統治時代の砦や、ベトナム戦争時に造られたコンクリート製の砦があり、南側に遠くダナンの町を、北側に真っ白な鳴き砂が広がるランコー（Lang Co）ビーチを望むことができる。