【ハノイ・気になる街角あの通りてくてく近辺調査隊】
「13世紀にわたるタンロン遺跡の街」
ホアンジエウ
（Hoang Dieu）通り

古木の影に残る歴史ロマンチックで平和な道

ホアン・ジエウ（Hoang Dieu／黃耀、1829～1882年）はグエン（Nguyen／阮）朝の官僚で、1882年にフランスが攻めてきたとき、ハノイの城塞を守るために決起した。ハノイの中心部を走るこの通りは、もともとグエン朝時代のタンロン（Thang Long／昇龍）皇城の西側の堀で、1945年にホアンジエウと改名された。通りの一部と接するタンロン遺跡には、約7世紀からの歴代の王朝の建築物や貴重な遺物が残る。両側には古い木々の青葉が木陰を作る。とくに英雄・烈士の記念碑の真向かいにあるフイリソシンカは、ピンクの花が咲くたびに人々が撮影に集まる。

1_タンロン皇城 Hoang Thanh Thang Long	2_ヴォーグエンザップ将軍の家 Nha Dai Tuong Vo Nguyen Giap

タンロン皇城の歴史に由来する史跡。ベトナムの遺跡システムでは最も重要なものとされている	1954年のディエンビエンフーの戦いで勇名を馳せた。亡くなったときは人々がこの家を訪れ、長い列を作って弔問した

3_英雄・烈士の記念碑 Dai Tuong Niem Cac Anh Hung Liet Si	4_敬天殿 Dien Kinh Thien

住所はバックソン（Bac Son）通りで、正門がホアンジエウ通り側。その向こうには240㎡の広さの式場がある	タンロン皇城の中心的な遺跡。外国の使者の迎え、宮廷の最も厳粛な儀式や、国の大事な議論が行われた

5_18番地の考古学遺跡 Khu Khao Co 18 Hoang Dieu	6_計画投資省 Bo Ke Hoach Va Dau Tu

2002年12月に大きな考古学的発掘が行われ、1300年以上にわたる様々な遺物が発見された	1995年11月に開設された。経済管理政策・メカニズムや国内投資、外国投資などの計画、開発投資、統計を管理