メディカルトーク PCR検査、抗原検査、抗体検査 コロナウィルス検査方法の違いを解説
カテゴリ:メディカルトーク
更新:2021/11/19 – 09:00
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症例
20代女性。路上やレジデンスで行う検査は、帰国のためなどに行うPCR検査ではなく抗原検査というらしいとウェブで見かけ、それらの違いを詳しく知りたいと問い合わせを受けた。
コロナの検査方法は主に3種類
精度が最も高いのは、PCR検査
近頃、入国や受診時の発熱など、コロナウィルスの検査を受けられる人が増えています。検査の種類は、PCR検査、抗原検査、抗体検査などがあります。
これらは、他のウィルス疾患や肝炎ウィルス、インフルエンザウィルスにも使用されていますが、今回はコロナウィルスの検査を中心に説明します。
まず、一般的に耳にする機会が多いと思われるPCR検査。空港などで行われているのはこの検査です。ウィルスの内部の遺伝情報(DNA、RNA)が、唾液や咽頭拭い液の中に含まれているかを確かめるものです。精度は高いですが、検査費用も高く、結果が出るまでに、数時間~2、3日程度と時間がかかるのが特徴です。
検査方法は時と場合で使い分ける
気になることは、躊躇せず相談を
抗原検査(Ag)は、ウィルス特有のタンパク質を調べる検査です。PCR検査と同じく唾液や咽頭拭い液から調べます。PCR検査に比べると精度は劣りますが、結果が数十分で分かり、検査費用が安いです。
抗体検査(Ab)は、ウィルスに感染した時にできる抗体である自分の体のタンパク質を調べます。いつ頃感染したかが調べられますが、現在感染しているかどうかを調べるには、PCR検査や抗原検査の方が優れています。
どの検査でも、感染して日が浅い場合や咽頭や唾液中にウィルスが少量しかいない場合は、陽性になるとは限りません。もし何か症状や質問があれば、医療機関にご相談ください。
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