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今回は、タイのクラビ（Krabi）島からお届けします！
　
2020年にオープンしたばかりのモダンなホテル「バンヤンツリークラビ／Banyan Tree Krabi」に泊まっています。このコロナ禍の中でも週末はいつも満室だそうで、平日でも70%の稼働率という人気ぶり。
　
その秘密の1つは、オリジナリティ溢れるユニークな色使いにあるように感じます。ファブリック類はセンスの良いブルー系にまとめられ、海の青さと絶妙に融合していて癒されます。ライティングには、鮮やかなエメラルドグリーンが使われていて、見ていると思わずラグジュアリーな宝石類を連想させられてしまいます。
　
他にも、ここ最近オープンしたばかりの新しいホテルを訪れると、黒やグレーなどのベーシックでクールな色に、アクセントでグリーンを使われているケースが多いです。グリーンは、2021年のグローバルなトレンドカラーでもありますし、やはり自然との融合や調和を最もよく表現できる色にほかならないからでしょう。
　
精神的にリラックスできるカラーなので、ぜひご自宅にも取り入れてみてはいかがでしょうか。ベトナムにも素敵なリゾートホテルやラグジュアリーなホテルがたくさんあるので、気に入った配色があれば真似してみるといいですよ。

田岡 道子　
Taoka Michiko
カラースタイリスト、カラーデザイナー。カラーマイスター協会理事。DICカラー＆デザイン社を経て独立。大学・専門学校等での講演、美容雑誌への寄稿多数。PPGタイランド社のオートバイ新色カラーショー、トヨタ自動車の色彩調査を担当。現在は世界各国を飛び回り活動中。著書に『COLOR OF LIFE 〜色を生活に取り入れよう〜』(税務経理協会)、『色で魅せる』（青月社）、『カラーコーディネーターになるには』（啓林書房）など。