長澤 由美 さん/「サリーズチアドリーム」 ディレクター

新しい世界に飛び込む勇気と情熱 子どもたちに“チアの楽しさ”を伝えたい

幼馴染のチア姿に魅了され、 保育士からチアリーダーに転向 チア歴は約15年。日本初のプロチアリーダー「アルビレックスチアリーダーズ」やアメリカのチアリーディング・ダンス競技普及団体の日本支部「USAジャパン」の一員として、長澤由美さんは国内外を問わずとことんチアに関わってきた。 「新卒間もない頃、幼馴染のチア姿を見て、メンバーの一体感に衝撃を受けたのがチアとの出会いです。当時は保育士として働いていたのですが、チアをやりたい思いが日に日に強くなり、一念発起してチアの道に進みました」と目を輝かせる。 「私、もう本当にチア馬鹿なんですよね」と笑顔で話す長澤さんは、チアスクール「サリーズチアドリーム/Sarii’s Cheer Dream」でディレクターと講師を務めている。この世界に足を踏み入れるきっかけとなった幼馴染の清水咲里さんがタイ・バンコクで展開する「サリーズチア/Sarii’s Cheer」のホーチミン支部として2019年5月に開校。「ベトナムの日系サッカースクール『アドバンスFC』から『ホーチミン市に女の子の習い事を作りたい』と清水に声がかかり、彼女から相談を受けた私が二つ返事で応じ、来越に至りました。以前に4年半ほどシンガポールでチア講師を務めた経験から、海外への不安はありませんでした。むしろチアの認知度が低い東南アジアに『もっとチアを広めたい!』という思いが強く、すぐに渡越を決意したんです」 チアを通して得た心と体の成長を 未来の可能性に繋げてほしい 「楽しいから一緒にやろう」と子どもたちと保護者の口コミで広がり、現在の生徒数は約100人。チアのほか、男の子も多く通うマット運動クラスも行う。「大会で1位を」ではなく、「チアの楽しさ」を知ってもらうことを第一にプログラムを組み、子どもたちに接している。 人懐こい笑顔で周囲を明るくする天真爛漫な長澤さんだが、実は、チアに出会うまでは自分の気持ちを表現するのが苦手なタイプで、団体競技が得意ではなかった。 「チアを始めてから、仲間とあーだこーだ言いながら1つのものに向かって取り組むことの面白さ、阿吽の呼吸で美しいパフォーマンスができた時の言い表せない感覚を知り、チアの楽しさはこれだと感じました。体はもちろん、精神面の成長にも繋がることを子どもたちに伝えるべく、私自身も心から楽しみながら指導しています」と、はつらつと語る。 子どもたちのモチベーションに繋がる機会を増やすため、国内外へのイベント遠征のほか、「サイゴンFC」と2021年度公式キッズチアとしての契約を結ぶなど、活動の場をどんどんと広げている。 「子どもたちのご両親からは、『学校で発言するようになった』や『慣れない海外生活の中で子どもが夢中になれるものに出会えて良かった』など、ありがたい言葉をいただきます。チアを通して知見を広げ学んだことを、将来の進みたい道を見つけるために生かしてくれたら、最高に嬉しいですね」
長澤 由美 ながさわゆみ 新潟県出身。「アルビレックスチアリーダーズ」で活躍後、「USAジャパン」のアシスタントインストラクターとして活動。その後、「アルビレックス新潟シンガポールチアダンススクール」のディレクターを務めた。2021年4月より、バトンクラスも開講予定。 Instagram: @sariischeerdream
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