ベトナムふしぎ発見!/食べ過ぎは体に良くないとされる内臓料理/なのになぜ、ベトナム人はたくさん食べる?

控えた方が良いと理解はしていても 内臓料理が止められないベトナム人

アジアでは昔から、内臓料理が親しまれている。特にベトナムでは、内臓料理の調理方法が多種多様で、焼き物や炒め物は酒のつまみとして、内臓が入ったおかゆは朝食として一般的によく食べられている。   内臓は、ビタミンAや鉄分、亜鉛などが豊富に含まれており、目や脳によいと言われている。一方、飽和脂肪酸とコレステロールも非常に高く、食べ過ぎると痛風や循環器疾患などの病気の原因となる可能性が高い。

健康食ブームが到来! 食生活への意識は徐々に変化

ベトナム人が内臓料理を止められない理由はただ1つ、「おいしいから」。日常的に健康を意識する日本人とは異なり、ベトナム人は好きなだけ内臓を食べる人が多い。自分の体の健康はもちろん大事だが、「おいしいし、まあいいや」と思ってしまう傾向がある。   栄養士によると、内臓料理は1回の食事で大人なら50~70g、子どもは30~50gまでに抑えたほうが良いという。また、週2~3回に控え、それ以上食べるのは避けたい。   近年は健康を意識して、ヘルシーな食事をするベトナム人が増えてきた。内臓を食べる量を減らし、デトックス効果のあるドリンクを飲みながら運動する人も多いが、内臓料理を完全にやめることはまだ難しそうだ。
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