国本 和基 さん
フリクラシー代表
カテゴリ:ベトナムの日本人
更新:2020/08/05 – 09:00
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好奇心のまま、自由に働ける会社だから生み出せる
企業にも求職者にも新しい人材プラットフォーム
2度目となるベトナムでの起業
最先端の人材サービスを開発
2018年にベトナムで「フリクラシー/freecracy」を設立。就職やクラウドソーシングのSNS型プラットフォーム「freeC(フリーシー)」の運営を行っている。
「以前勤めていた会社のプロジェクトで東南アジアを訪れた際に、ベトナム人の明るさ、個々の優秀さ、国のエネルギーに可能性を感じました。30歳を迎える前に起業するという目標があったので、その地はベトナムにしたいとの思いも芽生えました」
目標通り、29歳の頃にベトナムで教育・メディア・IT事業を行う企業の立ち上げに成功。4年ほど運営した後に日系大手教育企業へ売却したが、その後も引き続きベトナムに残り、キャリアマッチングや組織調査のスタートアップの立ち上げをサポートするなど、精力的に活動を続けた。
「人材に関わる仕事をする中で、自分が思い描く理想のサービスを自分の手で生み出したいという思いが強くなり、起業家を養成するプログラミングスクールに通うため、一旦日本に帰国しました。この決断と経験が、『freeC』の開発のきっかけとなりました」
卒業後はベトナムに戻り、スクールで出会った仲間たちとチームを組んで会社を設立。当時は5人だったスタッフが現在は35人にまで増え、約2万人だったサービス利用者数は1年で約20万人に。猛スピードで成長し続けている。
「自由な社会」である職場環境が
世の中に新しい市場価値を創り出す
同社の平均年齢は25歳と若く、エネルギッシュで刺激的な職場が新しい市場価値を生み出す1つの糧となっている。経営者として、会社として、どんな人に一緒に働いてほしいのかを口に出して伝えることと、社員1人ひとりが経営陣に思いを共有できる環境が重要だと考えている。
「どれだけ忙しくても、月に1度は全社員と1対1で話をする時間を設けています。プレッシャーに感じてほしくないので、特に議題は設けません。アイデアをシェアしたり、仕事と関係のない雑談をしたり、それぞれの話したいことを自由に話す時間としています。優秀な仲間たちが楽しそうに働いてくれている姿を見ると、会社のバリューを感じます。自分たちの会社、担当している仕事を誇りに思ってもらえるような職場環境を今後も大切にしたいです」
「自由な社会」を意味する社名の通り、好奇心から始まる自由な職業選択や働き方を応援するプラットフォーム作りに向かって日々邁進している。仕事を探すだけでなく、仲間を見つけたり、悩みや疑問を相談したりできる場にしていきたいと話す。
「今後は他の東南アジア諸国でも通用する商品・サービスを作りたいです。創業5年までに3ヶ国、10年までに10ヶ国。そのためにはまずベトナムで成功を収めることが必要不可欠です。同じ目標に向かって一緒に突き進んでくれるチームに感謝して、彼らと共に歩みを進めていきます」
国本 和基 くにもとかずき
大阪府出身。米国オクラホマ州立大学を卒業し、米国公認会計士の資格も持つ。自ら「freeC」α版の開発を行い、2018年10月に「フリクラシー」を設立。同社の代表取締役を務める。
FB:@freecasiacorp
https://freecracy.com
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