暖色で体温をぐっと上昇させて/ウイルスに負けない体作りを

この原稿を書いている2020年4月上旬、新型コロナウイルスで世界中が大変な危機に直面していますが、まずは自分や家族の健康を守る為にも免疫力を高めることが重要です。 免疫力を高めるのに効果的とされているのは、一般的に赤やオレンジ、黄色などの暖色系です。 興奮色の「赤」は心拍数、血圧、体温を上げます。「黄」は、ワクワクしてじっとしていられない楽しい気持ちにする色で、消化器系の働きを活発にし、大脳を刺激する効果があります。「オレンジ」も体温が少し上がるとされており、血行促進と食欲を増加させる効果があります。暖色ではないですが、「緑」は緊張を和らげて痛みを静める疲労回復の効果があるので、免疫力アップに繋がります。 また、心と体は繋がっているので、心のストレスが溜まると、免疫力が低下し持病が悪化したり、風邪を引きやすくなったりします。そんな時は、こうしたビタミンカラーで心も体も元気に保ちましょう。 色も大切ですが、体を元気にするには質の良い睡眠をとるのが一番で、心を回復させるには思いきり笑い、泣くのが良いそうですよ。 ほかにも、カモミールティーなどの白血球の生成を促進する温かいハーブティーを飲むのもおすすめです。普段の生活から取り入れやすい方法でこの大変な時期を乗り越えていきましょう。
田岡 道子  Taoka Michiko カラースタイリスト、カラーデザイナー。カラーマイスター協会理事。DICカラー&デザイン社を経て独立。大学・専門学校等での講演、美容雑誌への寄稿多数。PPGタイランド社のオートバイ新色カラーショー、トヨタ自動車の色彩調査を担当。現在は世界各国を飛び回り活動中。著書に『COLOR OF LIFE 〜色を生活に取り入れよう〜』(税務経理協会)、『色で魅せる』(青月社)、『カラーコーディネーターになるには』(啓林書房)など。
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