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ベトナムの今がよくわかる
ベトナムニュース解説6月号

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カテゴリ:ベトナムニュース解説
更新:2020/05/27 – 09:30

情報提供:「ベトナム最新情報」 TOHO CO., LTD. www.toho.com 日系進出企業向けのビジネスニュースを週4回配信。開始から13年、250社超の企業が定期購読。

KFCベトナム、
ドラゴンフルーツバーガーを発売

武漢肺炎の影響を受ける農産物を救うべく、ファストフードKFCベトナムがドラゴンフルーツバーガーを発売
した。
ファンページ上では、「ドラゴンフルーツの鮮やかな赤い果肉から作られたバンズを使ったバーガーで、全く新しいユニークな体験を約束」と謳っている。これに対しネットでは、「ベトナムに行く理由が増えた」といったコメントが寄せられるなど好意的に受け止められている。(Cafebiz.vn 3月17日)

解説
世界に広がった新型コロナウイルス感染症。ベトナムでも社会の各方面で様々な影響が出ており、その1つに主力輸出品である農林水産品が行き場を失ったことがあります。
ベトナムの農林水産品は世界各国に輸出されいます。中でも、陸路輸送できることもあって中国向けが全体の3割近くを占めるなど大きな存在です。新型コロナ流行に伴い中国との国境が閉鎖されたことで、ドラゴンフルーツやスイカの輸出が滞り始めたところ、ベトナム社会ではみんなで助けようという声が出始め、スーパーの大量調達や有志による路上販売などが広まりました。
この助け合いの中で、大手地場ベーカリーがドラゴンフルーツの果肉を練りこんだパンを発売し、珍しさもあって好評を得ました。これにKFCも続いたわけですが、他にも様々な企業によって、ライスペーパーに利用したり、スイカを米麺ブン(Bun)に練りこんだりと様々な商品が考案されています。
困難の中、社会で助け合い、また新しい特産品が生まれる。新型コロナは、決してマイナスの影響ばかりではないのかもしれません。

「短期労働契約」
2021年から廃止

2021年1月1日に発効する新労働法では、現行法の「季節的業務または特定業務を履行するための12 ヶ月未満の有期労働契約」が廃止され、無期労働契約と有期労働契約の2種類に集約される。
一般に短期労働契約と呼ばれてきた「12ヶ月未満の有期労働契約」が、数ヶ月の労働でも有期労働契約を締結することになる。なおこの有期労働契約の期限は最大36ヶ月に制限される。(Baodansinh.vn 3月21日)

解説
2021年に発効する改正労働法では、労働者にとって有利なもの、使用者にとって有利なもの、様々な改正点があります。
例えば労働法の対象が、労働契約を結ばずに労働に従事する者にも拡大し(改正法2条)、書面で締結することになっていた労働契約は電子契約が認められました(同14条)。
現在も、労働者が有期労働契約を一方的に解除することは可能ですが、▽合意した業務に従事できない、▽合意した給与が十分に支給されない、▽虐待・セクハラなどがあった場合などの事由に該当し、3営業日前までの事前通告が必要でしたが、改正法では、事前通告なしで労働者から一方的に解除できるようになり、特段の理由がなくとも12~36ヶ月の有期契約なら30日前まで、無期契約なら45日前までに通告すれば労働契約を解除できます(同35条)。
他方、現在使用者は、3ヶ月おきに労働者との対話が必須ですが、改正法では年1度になり(同63条)、賃金テーブルも現在は政府の規則に従う必要がありますが、使用者が自主的に作成できるようになります(同93条)。

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