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小谷尚孝さん
柔術家

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カテゴリ:ベトナムの日本人
更新:2020/02/05 – 10:00

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昨日の自分より、少しでもかっこいい人間に
勝ち負けだけではない柔術の「良さ」がある

ダイエットをきっかけに
柔術に出会い、その奥深さを知る

20年以上も続く宅配食材と弁当の「オフィスジパング」のオーナーとして店を運営する傍ら、柔術クラブ「サイゴン柔術」のコーチとして、生徒たちの指導に日々奮闘している小谷尚孝さん。柔術に出会ったのは、32歳の頃。最大98㎏まで増えてしまった体重をどうにかしたいと重い体を持ち上げ、ダイエット目的で始めた空手とジムがきっかけだった。
「ジム仲間のアメリカ人が『空手をやってるなら柔術にも来い!』とむちゃぶりしてきたので、物は試しのつもりで始めました」
始めたはいいが、コーチのいない集まりだったため、技やルールは曖昧なままひたすら体をぶつけ合い、体格の良い欧米人らに抑え込まれる日々が続いた。
「それでも1度も辞めたいとは思いませんでした。『いつか絶対やり返してやるぞ』と。闘志だけは昔から一人前なんです」
試合や練習を通して様々な人と出会ううちに柔術の世界にさらにのめり込んでいった。
「最初のコーチであるパトリック・グエン(Patrick Nguyen)氏や、現在の師匠であるエジソン・カゴハラ(Edison Kagohara)氏と出会い、世界で戦うレベルの人に教わるようになってから、ようやく系統立った関節技や締め技を取り入れた戦い方を学ぶことができたんです。こんなに奥深いスポーツだったのかと、柔術の面白さを知り、毎日稽古に通いました」

年齢も性別も経験も関係なし
十人十色の楽しみ方で

柔術とは決して運動神経が良ければ勝てるというスポーツではない。技と技の繋げ方や、抑え込まれたときの回避策を何通りも考えるなど、頭と体の両方をフル稼働させなければ勝ちは得られないのだ。
「だからといって、難しく考える必要はなく、勝敗や試合だけにこだわらずに自分流の楽しみ方を見つけてやるのが一番」という。
「昔から運動音痴で、チーム競技ではいつものけ者にされていました。そんな私でもできているのは、人生の一部である柔術を通して、一生懸命になることや人との出会い、繋がりが柔術をする糧になっているからです」
そうして柔術を続けて15年以上が経った今、指導者となりさまざまな国籍や年齢の生徒を多数抱える一方、現役の選手としても活躍中。2019年11月にアメリカで開催された「スポーツ柔術インターナショナルフェデレーション(SJJIF)世界柔術選手権2019」で、茶帯マスター46フェザー級の金メダルを勝ち取った。
まだまだ柔術の競技人口は多いとはいえない。年齢や性別を問わず、多くの人に柔術を体験してもらいたいというのが今の思いだ。
「10人いれば10通りの楽しみ方があるのが柔術です。始めるきっかけは人それぞれ。私はダイエット目的で始めて25㎏ほど体重を落とせました。他にも、日頃のストレス発散や運動不足解消など何でもいいんです。とにかく一度見学に来てください」

小谷尚孝 こたにひさのり
「サイゴン柔術」の指導者として、サービスアパートメント「ザ・マノー1/The Manor1」内の「スターフィットネス/Star Fitness」で、ほぼ毎日指導を行っている。個別指導もあり、初心者でも全クラス参加が可能。
FB:@saigon.jiujitsu
ウェブサイト : www.saigonjiujitsu.com

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