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メディカルトーク 原因が多岐にわたる「複雑性膀胱炎」 診察で隠れた病気がみつかる可能性も

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カテゴリ:メディカルトーク
更新:2019/12/19 – 10:00

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メディカルトーク

症例

57歳女性。頻尿、尿もれ、尿の出づらさが2週間続く。年齢のせいかと悩み来院。尿検査と超音波で「複雑性膀胱炎(排尿障害による膀胱炎)」と診断。まずは抗生剤治療を開始した。

さまざまな症状がある排尿障害
男女ともに発症リスクあり

今回の診断は「排尿障害による膀胱炎」で、男女共に起こります。「膀胱炎」だけならば抗生剤治療がよく効きますが、普段からトイレが近い、尿が出づらい、尿が漏れるといった症状がみられる「排尿障害」の原因は多岐に渡ります。

男性ならば前立腺肥大症、女性ならば子宮脱や子宮の手術後などが原因となりやすいです。また、男女に共通する原因として、脊髄や脳などの神経の問題、薬物、結石など本当にさまざまです。

そのため、原因を自分で判断しようとせず、すぐに病院で受診してください。なんと、「2回以上オシッコで起きる成人は死亡率が上昇する」と医学的にも証明されているのです。

「たかがオシッコ」は危険
何らの病気が原因となっているかも

オシッコに関わる問題が起こったら、恥ずかしがったり年齢のせいにしたりせず、病院に行きましょう。治療が遅れると、高熱で入院することもありますし、時に原因が癌であったという事も珍しくありません。

泌尿器科では腎臓・副腎・尿管・膀胱・(男性の)前立腺・生殖器に関する疾患を主に扱っています。例えば膀胱炎、尿の出が悪い、尿失禁、頻尿などが一般的によくある症状です。他にも検診することで、PSA(前立腺癌の腫瘍マーカー)が高い、尿検査で異常がある、その他各臓器に関わる癌、性病などさまざまな原因を知ることができます。

「たかがオシッコ」と思わずに医師に相談することを強くおすすめします。

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