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ベトナムの今がよくわかる ベトナムニュース解説8月号

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カテゴリ:ベトナムニュース解説
更新:2019/07/27 – 10:00

情報提供:「ベトナム最新情報」 TOHO CO., LTD. www.toho.com 日系進出企業向けのビジネスニュースを週4回配信。開始から13年、250社超の企業が定期購読。

アフリカ豚コレラ、
被害が180億円に

ベトナムではこれまでに55地方でアフリカ豚コレラ(ASF)が発生し、豚220万頭が殺処分されている。殺処分の補助費などを含めた被害額は推定3兆6000億VND(約180億円)。北部ナムディン(Nam Dinh)省では省内飼育頭数の30%にあたる17万8000頭が殺処分されており、同省の農業農村開発副局長は「台風などの自然災害でも今回ほど被害を受けたことはない」と深刻さを表現している。

(Tuoi Tre 6月5日, P. 7)

解説

アジア諸国で拡大している、豚やイノシシに感染する伝染病アフリカ豚コレラ(ASF)。ベトナムでの初めての感染確認は2019年2月で、4ヶ月ほどでほぼ全国に広がりました。

病気になった豚は殺処分し、養豚施設では畜舎の消毒や出入りする車両・人間を制限するなどの取り組みを進めていますが、食い止めるのはなかなか難しいようです。

ベトナム人が消費する食肉の約7割は豚。国は、ベトナム人の食卓に欠かせない豚肉が不足しないよう、早い段階で解体して冷凍保存しておく、といった案を出しているようですが、企業はコストが多大になり過ぎると難色を示しています。一方で、これをきっかけに鶏肉生産に大きく舵を切った畜産会社も多いようです。

一般的に流通している豚でも対策がなかなか進まないのが現状のようですが、より貴重で数の少ない各地の特産豚については、このような対策に加え、一気に被害が広がらないよう飼育群をできるだけ分散させる対策が出ているほか、さらに病気が深刻化すれば離島などに避難させて何とか種を守ろうという案も挙がっているようです。

生活ゴミの分別、
2019年6月1日から実施

ホーチミン市は、2019年6月1日(土)から施行の生活ゴミ管理規定を発行した。個人や家庭は生活ゴミを出す前に、▽分解性有機ゴミ(残飯、野菜、果物、動物の死骸等)、▽再利用・再生可能ゴミ(紙、プラスチック、金属、ゴム、ガラス等)、▽その他に分別し、それぞれ袋に保管するか保管設備に入れ識別印をつける。人口密集地では1日1回以上、それ以外でも毎日ないしは2日に1回はゴミ収集する。

(Phap Luat 5月22日, P. 8)

解説

「ほら環境を守らないと」。本気度は不明ですが、ベトナムの若者の会話にこんな言葉を聞く機会が増えたような気がします。最近ではベトナムのスーパーでバナナの葉を食品包装に利用し始めたというニュースもありましたが、社会活動としてゴミ拾いをする企業もよく見かけるようになりました。

街頭にもゴミ箱、特に分別型が増えましたが、残念なのはゴミが溢れていたり、分別がなされていなかったりすること。先進国でもゴミ問題はあるわけですから、長い時間をかけ少しずつ取り組むしかないと思いますが、ひとつ早めに改善すべきだと思うのは、街中の分別型ゴミ箱の「有機ゴミ」「無機ゴミ」の表示。この表示でどちらに捨てるべきか、パッとイメージするのは難しいでしょう。

さて、脱線する気もしますが、ホーチミン市ではアオザイフェスティバルなどのイベントに合わせて、女性に積極的にアオザイを着用するよう、全市的に呼びかけて支持を得た実績があります。ゴミ問題も、多くの人が楽しく喜んで取り組めるイベントにすることが、意識を生むためには有効かもしれません。

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